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ユノside
ﾕﾉ ｢で、今日はどうしたの？｣
A ｢…フラフラして、しんどい、｣
ﾕﾉ ｢そっか、フラフラするんだね。いつから？｣
A ｢1週間くらい前、｣
ﾕﾉ ｢どんな時にフラフラする？｣
A ｢…立ち上がった時とか…起きた時、｣
ﾕﾉ ｢起きた時とかね…吐き気とか頭痛とかは？｣
A ｢ﾌﾙﾌﾙ｣
ﾕﾉ ｢ないんだね…じゃあとりあえず診察させてね。いつものことしかしないから。｣
A ｢はい…｣
俯きがちだけど聞いたことにはちゃんと答えてくれたAちゃん。
高校生になってすっかり大人になったけれど、病院嫌いなのは今でも変わらなかった。
ﾕﾉ ｢ちょっと手、入れるよ｣
A ｢っ、｣
ﾎﾝｼﾞｭﾝ ｢リラックスだよ〜｣
ﾕﾉ ｢吸ってー、吐いてー｣
A ｢ｽｰ、ﾊｧｰ…｣
ﾕﾉ ｢楽に呼吸していいよ。｣
A ｢…｣
ﾕﾉ ｢後ろ向いて〜｣
ﾎﾝｼﾞｭﾝ ｢椅子回るよ。｣
背中側からも聴診をして微かな異変も逃さないようにする。
Aちゃんが苦手なことは知っているけど、少しだけ頑張ってもらう。
ﾕﾉ ｢…うん、いいよ。音は綺麗だね。｣
A ｢…今日長かった。｣
ﾕﾉ ｢不整脈とか見逃したら困るからね。｣
ﾎﾝｼﾞｭﾝ ｢Aちゃん聴診苦手だもんね。｣
ﾕﾉ ｢じゃあ次、ちょっと目の裏見せて。瞼引っ張るよ。｣
A ｢っ、｣
ﾕﾉ ｢ちょっと白いね…貧血気味かな。｣
下瞼を引っ張ると白くなっていて見てすぐに貧血だと分かった。
ﾕﾉ ｢ちゃんとご飯食べてる？｣
A ｢…食べてない、｣
ﾕﾉ ｢栄養が偏ったりすると貧血になりやすくなるんだよね。｣
A ｢…｣
ﾕﾉ ｢Aちゃんの年代はしっかりご飯食べて栄養を取らないとダメなんだよ。｣
A ｢、…｣
ﾕﾉ ｢どのくらい足りてないのか調べるために採血だけしよっか。｣
A ｢採血…｣
採血、と言うと一瞬で泣きそうな顔になってしまった。
ﾕﾉ ｢ホンジュンさんにやってもらうからちょっとだけ頑張ろっか。｣
A ｢…｣
ﾎﾝｼﾞｭﾝ ｢Aちゃん一緒に頑張ろう？｣
A ｢…ｺｸﾝ｣
今までだったらこの時にもう涙がポロポロ零れていたけれど、今は頑張ろうとしてくれていた。
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みなみ - 読ませていただきました！私も病院苦手ですがATEEZが先生なら通います！ (4月22日 15時) (
レス) @page22 id: 0d66180c72 (このIDを非表示/違反報告)
チェ - これからも頑張ってください！ (2月16日 23時) (レス) id: 56046c8d59 (このIDを非表示/違反報告)
@(プロフ) - チェさん» コメントありがとうございます☺︎ これからも楽しんでもらえるよう頑張ります!! (2月13日 22時) (レス) id: 31adb23ce9 (このIDを非表示/違反報告)
チェ - 番外編面白！ (2月12日 15時) (レス) @page44 id: 56046c8d59 (このIDを非表示/違反報告)
@(プロフ) - お湯さん» コメント、リクエストありがとうございます☺︎ 楽しみにしていただき嬉しいです!! 女の子の日そしてPMSも書くので今しばらくお待ちください:) (2月9日 23時) (レス) id: cdf0d8fc09 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：@ | 作成日時：2023年12月12日 21時
