ep10 貧血 ページ38
内科医 ユノ
看護師 ホンジュン
Aside
A ｢ごちそうさまで、っ、、｣
母 ｢ちょっと、大丈夫？｣
A ｢大丈夫だよ。｣
母 ｢最近帰ってくるの遅いし、この前もフラフラするって言ってなかった？｣
A ｢たまにだから大丈夫だって。｣
母 ｢…｣
食べ終わった食器を下げようと椅子から立つと少しよろめいた。
向かいに座っていたお母さんに心配されて思わず大丈夫、と言ったけれど最近こういうことが多かった。
母 ｢明日は午後から塾だっけ？｣
A ｢うん。｣
母 ｢じゃあ病院行ってきなさい。受験あるんだからちゃんと体調管理しないと。｣
A ｢…｣
母 ｢ユノ先生優しいから大丈夫でしょ？｣
A ｢…｣
母 ｢A。｣
A ｢…分かったよ!!診察券ちょうだい。｣
母 ｢…はい、置いておくよ。｣
お母さんの言う通り受験も控えているから病院に行った方がいい。
だけど、小さい頃のトラウマで高校生になった今でも病院が怖かった。
次の日
A ｢っ、、、｣
目を覚ますと横になっているのに視界が歪んで、体がぐるぐると回っているようだった。、
A ｢うぅ…｣
思わず目をギュッと閉じて落ち着くのを待ってからゆっくりと体を起こした。
A ｢…おはよう、｣
母 ｢おはよう、って随分と顔色悪いじゃない。｣
A ｢なんか……朝から…フラフラして、｣
母 ｢ご飯は食べられそう？お粥にする？｣
A ｢ｺｸﾝ｣
母 ｢作るからちょっと待ってて。｣
作ってくれたお粥を食べて、ゆっくり着替えてからお母さんの運転する車で病院まで行った。
ﾎﾝｼﾞｭﾝ ｢チェ Aさーん。｣
A ｢はい、｣
ﾎﾝｼﾞｭﾝ ｢こんにちは、診察室どうぞ。｣
A ｢…｣
ﾎﾝｼﾞｭﾝ ｢ユノ先生優しいから大丈夫だよ。｣
しばらく待っていると私の名前が呼ばれて診察室に入った。
私を呼んでくれた看護師のホンジュンさん。
そして、
ﾕﾉ ｢こんにちは、久しぶりだね。｣
A ｢こんにちは…｣
ﾕﾉ ｢そんなに暗い顔しなくても。｣
ニコニコ笑顔で座っているユノ先生。
この2人は私が病院嫌いなことを知っていていつも優しく接してくれた。
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みなみ - 読ませていただきました！私も病院苦手ですがATEEZが先生なら通います！ (4月22日 15時) (
レス) @page22 id: 0d66180c72 (このIDを非表示/違反報告)
チェ - これからも頑張ってください！ (2月16日 23時) (レス) id: 56046c8d59 (このIDを非表示/違反報告)
@(プロフ) - チェさん» コメントありがとうございます☺︎ これからも楽しんでもらえるよう頑張ります!! (2月13日 22時) (レス) id: 31adb23ce9 (このIDを非表示/違反報告)
チェ - 番外編面白！ (2月12日 15時) (レス) @page44 id: 56046c8d59 (このIDを非表示/違反報告)
@(プロフ) - お湯さん» コメント、リクエストありがとうございます☺︎ 楽しみにしていただき嬉しいです!! 女の子の日そしてPMSも書くので今しばらくお待ちください:) (2月9日 23時) (レス) id: cdf0d8fc09 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：@ | 作成日時：2023年12月12日 21時
