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Aside
A ｢、…｣
ｿﾝﾌｧ ｢あ、目覚めた？｣
A ｢…｣
ｿﾝﾌｧ ｢怖い思いさせてごめんね。もう大丈夫だからね。｣
目が覚めるとソンファ先生が安心したような顔でそっと覗き込んできた。
ｿﾝﾌｧ ｢今は息苦しくない？｣
A ｢ｺｸﾝ｣
ｿﾝﾌｧ ｢良かった。そのまま楽にしてて、胸の音だけ聴かせて。｣
そう言うとソンファ先生は真剣な顔になって聴診器を手にした。
私は、ただ壁を見つめながら何が起きたのかを思い出していた。
ｿﾝﾌｧ ｢…うん、大丈夫だね。｣
A ｢せんせ、私…｣
ｿﾝﾌｧ ｢過呼吸になって少し発作を起こしたんだけど、覚えてない？｣
A ｢…｣
病院に来て、採血をしようとしていたところまでの記憶はあるけれど、先生の言っていた過呼吸や発作の記憶はなかった。
A ｢わかん、ない、｣
ｿﾝﾌｧ ｢そっか。けど、思い出そうとしなくていいよ。いい事じゃないから。｣
A ｢…｣
ｿﾝﾌｧ ｢採血するって話したのは覚えてる？｣
A ｢うん、｣
ｿﾝﾌｧ ｢それはまた今度にしよう。今日はもうお家に帰ってゆっくり休んだ方がいい。｣
A ｢…｣
ｿﾝﾌｧ ｢採血する時はその前にちゃんと伝えておくから。急にやったりしない。｣
A ｢ｺｸﾝ｣
ｿﾝﾌｧ ｢じゃあ帰ろっか。起き上がれる？｣
ソンファ先生の手を借りてゆっくりと起き上がった。
そして一緒に診察室を出てロビーまで見送ってもらった。
A ｢そういえば、ヨサン先生は？｣
ｿﾝﾌｧ ｢ちょっと前に電話が来て別のところに行っちゃったの。｣
A ｢そっか、｣
ｿﾝﾌｧ ｢なんかあった？｣
A ｢私診察室に1人だった時…来てくれて、嬉しかったから、｣
ｿﾝﾌｧ ｢先生じゃダメだった？｣
A ｢違うよ!!ただ、ありがとうって伝えられなかったから…｣
ｿﾝﾌｧ ｢すごい否定してくれたね笑 ヨサン先生にはあとで先生から伝えておくよ。｣
A ｢うん、｣
ｿﾝﾌｧ ｢次の診察は近いうちにまた連絡するから、その時決めようね。｣
A ｢分かった。｣
ｿﾝﾌｧ ｢じゃあ今日はお疲れ様、よく頑張りました。｣
A ｢…///｣
ソンファ先生は私の頭にポンと手をのせた。
そして私の姿が見えなくなるまでずっと見送ってくれた。
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みなみ - 読ませていただきました！私も病院苦手ですがATEEZが先生なら通います！ (4月22日 15時) (
レス) @page22 id: 0d66180c72 (このIDを非表示/違反報告)
チェ - これからも頑張ってください！ (2月16日 23時) (レス) id: 56046c8d59 (このIDを非表示/違反報告)
@(プロフ) - チェさん» コメントありがとうございます☺︎ これからも楽しんでもらえるよう頑張ります!! (2月13日 22時) (レス) id: 31adb23ce9 (このIDを非表示/違反報告)
チェ - 番外編面白！ (2月12日 15時) (レス) @page44 id: 56046c8d59 (このIDを非表示/違反報告)
@(プロフ) - お湯さん» コメント、リクエストありがとうございます☺︎ 楽しみにしていただき嬉しいです!! 女の子の日そしてPMSも書くので今しばらくお待ちください:) (2月9日 23時) (レス) id: cdf0d8fc09 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：@ | 作成日時：2023年12月12日 21時
