・ ページ35
ヨサンside
ｿﾝﾌｧ ｢A、診察室に1人だからさ。ちょっとそばにいてくれない？｣
ﾖｻﾝ ｢いいよ〜｣
診察室に忘れ物を取りに来たらソンファヒョンがホットタオルを作っていた。
声をかけるとAの採血をしようとしたけどなかなか血管が出てこない、とのことだった。
頼まれてAのいる診察室に行くと俯いて泣いているAの姿があった。
ﾖｻﾝ ｢採血久しぶりな気がするけど、いつ以来だったかな？｣
A ｢…さっきソンファ先生も言ってた、｣
ﾖｻﾝ ｢ソンファ先生も言ってた？えーっとね…あ、退院後すぐの時以来だ。本当に久しぶりなんだね。｣
A ｢…｣
ﾖｻﾝ ｢採血でリラックスする方法覚えてる？｣
A ｢…深呼吸、｣
ﾖｻﾝ ｢そうそう。深呼吸して、力抜いてね。｣
A ｢うん、…｣
ﾖｻﾝ ｢今のうちから深呼吸してダラーって脱力する練習しておく？｣
A ｢…うん、｣
そんなことしても痛いよ、という顔をしながらも深呼吸をしてガチガチに固まっている体の力を抜こうとしていた。
そうしていると、
ｿﾝﾌｧ ｢ごめんね〜ちょっと機械壊れててさ。｣
ﾖｻﾝ ｢最近調子悪いもんね。｣
ｿﾝﾌｧ ｢もう1回頑張ろっか、A。｣
A ｢っ、…｣
ソンファヒョンが戻ってきてついに採血をする時がきた。
ｿﾝﾌｧ ｢ここに腕置いてくださーい。｣
A ｢…｣
ﾖｻﾝ ｢まだ痛いことしないから大丈夫だよ。｣
A ｢…、｣
ｿﾝﾌｧ ｢ありがとう。じゃあホットタオルのせるからね。｣
A ｢…｣
ｿﾝﾌｧ ｢熱くない？｣
A ｢うん、｣
ｿﾝﾌｧ ｢じゃあこのまま待とうね。｣
数分間ホットタオルをのせてから駆血帯を手にしたソンファヒョン。
ホットタオルが無くなってから指先が微かに震えて、少し和らいでいた緊張が戻っていた。
ﾖｻﾝ ｢大丈夫、大丈夫…｣
A ｢っ、…ｸﾞｽｯ｣
ｿﾝﾌｧ ｢A、ゆっくり深呼吸して。体の力抜いて楽にしてごらん。｣
A ｢…、｣
ｿﾝﾌｧ ｢ちょっとだけチクッとしたらすぐ終わるから。先生と頑張ろう。｣
ﾖｻﾝ ｢先生もいるから大丈夫だよ。｣
A ｢…ｸﾞｽｯ、｣
ﾖｻﾝ ｢大丈夫、大丈夫…｣
Aが落ち着くようにゆっくりと背中をさすって、声をかけた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 37人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みなみ - 読ませていただきました！私も病院苦手ですがATEEZが先生なら通います！ (4月22日 15時) (
レス) @page22 id: 0d66180c72 (このIDを非表示/違反報告)
チェ - これからも頑張ってください！ (2月16日 23時) (レス) id: 56046c8d59 (このIDを非表示/違反報告)
@(プロフ) - チェさん» コメントありがとうございます☺︎ これからも楽しんでもらえるよう頑張ります!! (2月13日 22時) (レス) id: 31adb23ce9 (このIDを非表示/違反報告)
チェ - 番外編面白！ (2月12日 15時) (レス) @page44 id: 56046c8d59 (このIDを非表示/違反報告)
@(プロフ) - お湯さん» コメント、リクエストありがとうございます☺︎ 楽しみにしていただき嬉しいです!! 女の子の日そしてPMSも書くので今しばらくお待ちください:) (2月9日 23時) (レス) id: cdf0d8fc09 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：@ | 作成日時：2023年12月12日 21時
