145話 ページ16
リヴァ イside
俺の腕の中にいるAはとても温かい。
この温もりがもし消えたとしたら俺はどうしたら良いのだろうか。
Aは黙ったまま俺の頭を撫でている。
何も聞いてこないのはこいつなりの優しさなのだろう
リ「わりぃ…」
そう言い離れる俺にAは、ん。と一言答えそれ以上なにも聞いてこなかった。
お互い無言になりシンとした空気が漂う中、俺はAの腰をグイッと抱き寄せてキスをした。
ここにいる実感が欲しかったから
壁外調査までのこりわずか。
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ザァザァと外から聞こえる雨の音で目を覚ます。
俺の横でAはスヤスヤと眠っている。
雨が降ると余計に部屋の温度が低くなり布団から出たくないほどの寒さになる
だが、明後日に壁外調査が控えてるため、やらなくてはならない書類が山ほどあった
ムクッとAを起こさないように起き上がる……………が…
貴「ん………やだ……寒い……」
そう言って俺の服をギュッと掴み離さないA。
リ「起きてんのか?」
Aの頭を撫でながら問う
貴「ん。今起きた」
眠そうな目を擦りながらへにゃっと笑い、おはよ。と言うA…
リ「あぁ……とにかく手離せ…」
これじゃあ、書類が片付かねぇ…
貴「え。やだよ。寒いもん」
俺の服をギュッと掴んでたAだが、次に俺の腰辺りにギュッと抱きついて来やがった。
貴「ん。リヴ ァイ、温かい……あと5分だけ…」
そうやって、眠そうな顔でふにゃっと訴えるAに俺は勝てなかった
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征遙(プロフ) - 影魅弥@夜桜花火さん» ありがとうございます!(о´∀`о) (2015年3月5日 8時) (レス) id: f14efb75aa (このIDを非表示/違反報告)
影魅弥@夜桜花火(プロフ) - 征遙さん» もちろんです!更新楽しみにしてます! (2015年3月5日 6時) (携帯から) (レス) id: 210ebc90ec (このIDを非表示/違反報告)
征遙(プロフ) - 稜仔さん» ありがとうございます!長い月日が過ぎてしまい迷惑をおかけしました!待っているというありがたい言葉を貰えただけで私はとても嬉しいです!是非、最終話お読みになってくださいまし。 (2015年3月5日 1時) (レス) id: f14efb75aa (このIDを非表示/違反報告)
征遙(プロフ) - 夜桜さん» ありがとございます!!長いあいだ更新が出来ない状態で迷惑をおかけしました!申し訳ない!是非、最終話までお付き合いください! (2015年3月5日 1時) (レス) id: f14efb75aa (このIDを非表示/違反報告)
征遙(プロフ) - 影魅弥さん» 遅くなって申し訳ない!随分と待たせたしまいました!どうか、完結まで付き合ってくれると嬉しい限りです…! (2015年3月5日 1時) (レス) id: f14efb75aa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:征遙 | 作成日時:2014年12月14日 13時