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Hokuto
突然、大きな音と土煙が響き渡り僕は�眞呂�んに引っ張られ部屋の外へ。
目を部屋に向けるとそこにはピンクの髪をした僕と同い年ぐらいの男の子がいました。
ふと部屋の天井を見上げると先程までにはなかった大きな穴がぽっかり空いていて唖然としていると上からパラ…と木くずが上から落ちてきた。
ま、まさかあそこから入ってきたとか言わないですよねぇ…。
ピンク頭「よぉ…首洗って待ってたか？ネズミ野郎」
大我「全く…いい加減に諦めたら？弱いんだから」
ピンク頭の彼は肩を回しながらそう言った。
ピンク頭「てめぇ…俺をちょっと前までと同じに見てると痛い目見るぞ！」
こ、これってやばい展開なんじゃないですか！？
�眞呂�んは微動だにしませんが相手の方は殴りにかかろうとしてて危ないです！！
それを止めようとしたら、たまたま屋根の破片に足を取られてしまい、そのままピンク頭の彼の胸にすっぽりと収まってしまいました。
北斗「うわあ！」
大我「あ…」
ピンク頭「お、おい！！！」
ポン！と何やら小さな音がしたと思ったらそのまま倒れ込んでしまい、�眞呂�んは思わず頭を抑えていました。
そして騒ぎを聞きつけた優吾さんがひょこりと部屋を覗き込んで、
優吾「大我、もしかして樹来た？」
北斗「すみません！！大丈夫です…か？」
優吾「あーらら…」
僕の下には、さっきの男の子はいなくて代わりに薄いピンク色をした猫がいた。
猫が何処からか入ってきたとか？いやいやさすがにそれは無いでしょう。
え、まさか…。いかにも不機嫌ですというような顔をしているこの猫が、さっきの男の子！？
北斗「猫に…なった？もしかして僕がぶつかってしまったせいで打ち所が悪くて猫に…？」
優吾「えっと、あのね？」
北斗「た、大変です！とにかく病院へ行かなくては！！」
大我「落ち着いて！松村くん」
急いで玄関に向かい猫を抱えて走り出しました。
動物病院なのか総合病院なのか…そんな考えはなくて、ただただこの方をどうにかしなくては！と思っていた。
すると、玄関の下レールにつまづいてしまい、いつの間にか前にいた優吾さんと�眞呂�んに倒れ込んでしまい…。
北斗「…え？」
目の前には中型犬ぐらいの黒い犬とネズミがなんとも言えない顔でいた。
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作者名：真っ黒バード | 作成日時：2022年3月9日 19時
