フルーツバスケット (ページ27)

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#５何年の方なのですか！？ページ27

Hokuto

それはとある日曜日の朝でした。いつもの様に皆さんで朝食をとっていた時のことです。

どこからかドドドドド……という土煙が舞うような音が聞こえました。

北斗「なんの音でしょうか」

でも優吾さんと髙地くんには心当たりがあるようでどこか遠くを見る眼差しで箸を止めました。

優吾「あぁこりゃ来たねぇ」

大我「来たな」

樹「！？」

一方樹くんは顔を青くして逃げるようにその場を立ち去ろうとしましたが、

優吾「おっと、どこ行くの樹？」

優吾さんが服を掴んで引き止められ、それでも何とか逃げようともがいている。

出会ってから初めて見る樹くんの慌てようで、不思議に思っているといつの間にか音は止んでいつもの静けさに戻っていた。

北斗「どなたかいらっしゃったのでしょうか…。僕、ちょっと外見てきますね」

玄関を開けると光の速さで誰かが入ってきた。

？「樹！！」

樹「ふ、風磨か…」

風磨「誰だと思ったんだよ…笑」

そこには金髪のかっこいい男の人が立っていた｡

北斗「あの方は…」

優吾「髙地風磨、樹の幼馴染」

風磨「樹、4ヶ月もどこ行ってたんだよ…どうして連絡してこねえんだよ。会いたかったんだぞ！｣