フルーツバスケット (ページ24)

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Taiga

俺は女子生徒に呼び出され、図書室にいた。もう何度目かも分からない相手からの好意を傷付けないで断ろうとした。

大我「ごめん。俺、今は誰とも付き合う気ないんだ。だから君の気持ちには…「

女子1「イヤ！聞きたくない！由希くん…！！」

大我「！！」

抱きつこうとしてきた相手の頭をガシッとおさえた。今変身なんてしたら大騒ぎだし、あとこの子、ちょっとめんどくさい。

大我「あ、いや…えっと…」

女子1「…大我くんは優しいけどどこかで他人を拒絶してるよね」

大我「え…？」

女子1「いいもん。皆言ってるもん！！大我くんは『特別』なんだって…。普通の女の子じゃ由希君の相手にふさわしくないって！！」

教室に戻るとポーカーで盛り上がる松村くん達と、それを周りから見ているクラスメイト達の楽しそうな声で溢れていた。

それを教室の外から見ながら、さっきの女子生徒の言葉が頭をよぎった。

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女子1『大我くんはどこか人を拒絶してるよね』

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ずっと、誤魔化せてたと思ってたのに…。程よい距離感で、人との付き合いをしてきたつもりなのに…。