フルーツバスケット (ページ1)

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松村北斗

石(せき)高校に通う。幼くして父を亡くし、高校生になってから母も事故で失った。以降父方の実家に引き取られるが、同居している叔母一家との折り合いが悪く、ビル清掃のアルバイトをしている。優しさとひたむきな性格だが、天然でどこかズレているももつ。幼い頃に十二支の話を母親から聞いて以来、「猫がかわいそうだから猫年になりたい」と思っている。
ひょんなことから、同級生・髙地大我の保護者である髙地優吾の家に居候することになり、髙地一族とかかわりを持ち始める。

髙地大我

北斗の同級生。眉目秀麗で文武両道なため校内では学年を越えたファンクラブ「プリンス・タイガ」が存在するほどの人気者だが、中性的な顔へのコンプレックスも抱えており、人気者という自覚はない。気管支炎が持病で、幼い頃はたびたび発作を起こすなど、身体が弱かった。
樹とは犬猿の仲だが、彼の人を惹き付ける人格を羨ましいとも思っている。

髙地樹

北斗や大我とは同学年。ぶっきらぼうで短気な性格だが、その本質は優しさに溢れる。北斗が優吾の元に居候することになった初日に大我に喧嘩を売りに来て、そのまま居候、さらに石高校へ編入することになった。
大我とは犬猿の仲だが、周りから信頼され器用に物事をこなせる大我の才能を羨ましく思っている。

髙地優吾

小説家。純文学は本名で執筆するが、「きりたにのあ」などのペンネームを使い分け、様々なジャンルで書いている。
大我と樹の親戚にあたり、高校進学を機に本家を出た彼らの保護者的役割を担う。年長者として真面目な持論で彼らを諭すこともあるが、普段はふざけた言動ばかりで、本心をはぐらかし考えを明らかにしない。時には冷酷な二面性を見せることもある。

髙地ジェシー

アメリカ人とのハーフ。北斗たちの1学年下。北斗が清掃のアルバイトをしているビルの所有者は実父で、モモという妹がいる。

髙地慎太郎

北斗たちの1学年下。根元が黒い白髪が特徴。普段は物静かでマイペースだが、キレると性格が豹変し、普段の温厚な性格と対比して「ブラック」と呼ばれるほど手が付けられない状態に変貌してしまう。ブラック化を防ぐため大人たちの勧めで武術を習っていたこともあるが、それが災いし、ブラック化した際は物理的被害が出ることも。