恋柱の継子は一途な恋をする ４ 【我妻善逸】

出産　３ ページ38

善逸：「Aちゃん・・・！」

A：「善逸くん！ 産まれたよ、私たちの子供！」



Aちゃんの両腕に抱き抱えられた、産まれたばかりの俺たちの子供。

小さい・・・、めちゃくちゃ小さいぞ！

二人共、可愛いーーー！！！



A：「善逸くん、抱いてあげて？」

善逸：「うっ、うん！」



Aちゃんの腕から、優しくそっと抱き上げた。

一人ずつ、順番に・・・。

二人目を抱き上げた後、俺は大粒の涙を流した。



善逸：「Aちゃん、ありがとう・・・！ 俺・・・、すげぇ幸せな気持ちだ・・・！」

A：「わっ、私まで、泣いちゃうじゃない・・・！ 善逸くん、私こそありがとう・・・！」



涙を流す俺とAちゃんに、しのぶさん達は微笑ましく見守ってくれていた。



しのぶ：「男の子と女の子ですよ〜！」

伊之助：「子分が、一気に二人も出来たぜ！」

善逸：「勝手に、子分にするな！」

炭治郎：「名前は、もう決まっているのか？」

A：「ううん、まだなの・・・。善逸くん、この子たちの名前を決めてほしいな〜」

善逸：「えっ、俺が決めていいの？」

A：「うん、お願いね？」

善逸：「分かった！ 明日までに、考えるよ！」



うはーーー！！！

子供の名前を任されちゃった！

どうしようっ、どんな名前を付けてあげようかなっ？！

素敵な名前を付けてあげなきゃ・・・！



しのぶ：「さぁ、Aちゃん。お疲れでしょう？ もう寝て下さい」

A：「はい〜。安心したら、急に眠くなっちゃいました・・・。」

善逸：「Aちゃん、ゆっくり休んで。おやすみ」



三人共、気持ち良さそうに寝てる・・・。

朝まで、傍に居よう。

俺は机に向かって、紙に筆を走らせる。

悩みに悩んで、決めた。



善逸：「喜んでくれるといいな〜」



明日、皆を集めて発表しよう！

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