シゲとの甘い日々 ３ 【加藤シゲアキ】 完結

夫婦水入らず　２ ページ31

Aside



私が不思議に思っていると、シゲが何かを決意した様に口を開いた。



シゲ：「A。結婚式・・・、挙げようか？」

A：「・・・、え？」



今、なんて？

聞き間違えじゃなければ、今『結婚式』って、シゲ言った？



シゲ：「俺らさ・・・。籍は入れてっけど、式は挙げてねーじゃん？」

A：「うん」

シゲ：「それに、ほら・・・。この間さ、Aがウエディングドレスの雑誌を読んでたから。 Aも、憧れてんだろうなって・・・。」



写真館に置いてあった、ウエディングドレスの雑誌を見ていたときの事だ。

憧れ・・・。

確かに、そうかも知れない。

シゲと結婚式・・・、挙げたい・・・。



A：「シゲ・・・、我が儘言っても良い？」

シゲ：「どうぞ？」

A：「私・・・、純白のウエディングドレスを着てみたい・・・！」

シゲ：「うん、着よう？ Aのその思いを叶えさせてやりたいし、俺もAのその姿が見たいんだ。結婚式、挙げような」

A：「シゲ・・・、ありがとう・・・(泣)」

シゲ：「泣いてんの？」

A：「だって、シゲがそう思ってくれてた事が嬉しくて・・・。私、こんなに幸せで良いの？」

シゲ：「俺が幸せにしてやりたいんだから、良いの！(笑)」



優しく涙を拭ってくれるシゲの手のひらが温かくて、私の心と体は幸せな気持ちでいっぱいになった・・・。



A：「シゲ・・・、大好き」

シゲ：「俺も、大好きだよ。いや、違うな。A、愛してる」

A：「んふふっ。私も愛してる」



久しぶりに気持ちを伝え合って、お互い照れ笑い。

甘い雰囲気に身を任せて、どちらからともなくキスをした・・・。

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