46話 ページ16
ベルモットお姉さんの話を一生懸命に聞いた。
ベルモット:「・・・、私の話はここまでよ。」
ベルモットお姉さんが、私に良くしてくれる理由が分かった。
ずっと私を、守ってくれてたんだね・・・。
A:「ベルモットお姉さんは、お母さんのことが大好きだったんだ・・・(笑)」
ベルモット:「そうね・・・、大好きだったわ。瞳はこんな私と、どんなときも一緒にいてくれたのよ。」
A:「もう一つ聞いてもいい? 組織のアジトとかで、お母さんに会わなかったのはどうして・・・?」
ベルモット:「きっと、Aに心配を掛けたくなかったのよ。瞳から渡された手紙、大切に持ってるでしょ? あの手紙に、自分が組織の人間だということを伝えるか、伝えないか、最後まで悩んでいたわ。結局、伝えることを選んだようね・・・。」
A:「そうだったんだ・・・。きっと、お母さんなりの優しさだったんだね。」
ベルモット:「そうね・・・」
お母さんは、本来ならば敵のお父さんのことを、本気で愛していたんだ。
A:「ベルモットお姉さんは、優しいね? お父さんのこと好きだったのに、お母さんを優先してくれた・・・。」
ベルモット:「確かに、侑貴さんのことは好きだった。でも、それ以上に瞳のことが好きだったのよ。瞳にだけは、嫌われたくなかった・・・。それに、きっと瞳は私も侑貴さんのことが好きって気づいていたのかもしれないわね・・・(笑)」
A:「やっぱり、ベルモットお姉さんは優しいよ〜(笑)」
私は、亡くなったお父さんとお母さんの分まで生き延びることを、今日の話を聞いてさらに決心した。
それに、あの人に伝えたい想いがあるから・・・。
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作者名:mi-na | 作成日時:2017年5月21日 22時