初心な２人 ５ ページ9
道枝side
そして、あれからショッピングモールで遊び尽くし、そろそろ帰ろうと駅に向かう
その途中に・・・
『ザーーー、ザーーー』っと、急に雨が降って来た
ひとまず俺とAは、屋根がある場所へ
雨が降るなんて、天気予報で言ってなかったのに
えっ、どうしよう・・・
傘なんて、持って来てないよ
道枝：「俺、傘持って来てないけど・・・。Aは、ある？」
A：「ううん、私も持って来てないよ・・・」
道枝：「だよね・・・、どうしようか。あっ、コンビニ！」
数メートル先に、コンビニがあるのが見えた
Aをこれ以上、雨に濡らす訳にはいかないので、『ここで、待ってて』と伝え、俺は走ってコンビニに向かった
しかし、そこで・・・
道枝：「・・・、え？ 最後の１本だ」
急な雨だったから、みんな買って行ったのか・・・
仕方なく俺はその最後の１本を買い、Aの元に戻った
道枝：「てな訳で・・・。相合傘になるけど、良い？」
A：「うっ、うん！ もちろん！」
傘を広げ、２人でその中に
お互い、謎に緊張をしてしまい無言になった・・・
Aの肩が濡れないように、気に掛けないと
俺は傘をなるべく、Aの方に傾けた
それに気が付いたAは・・・
A：「みっちーの肩が濡れちゃうから、あまり私に寄せなくても良いよ？」
道枝：「大丈夫だって！ Aがもし風邪を引いたら、申し訳ないし・・・！」
A：「でも・・・。あっ、じゃあ・・・、私がもう少しみっちーの方に寄るね」
お互いの腕が、触れ合う程に急接近
Aの手が、すぐそこにある・・・
触れたい・・・、でも触れても良いんだろか？
また１人で、うだうだとそんな事を考えていたら・・・
道枝：「・・・、っ！」
A：「・・・・・。」
Aは頬を赤く染めながら、俺の腕の袖を軽く握った
Aも、同じ気持ちだったんだね・・・
俺は傘を持つ手を反対に持ち直して、ゆっくりとAの手を取った
ぎゅっと優しく握れば、またAも握り返してくれる
道枝：「A、手ちっさ！ 可愛い〜」
A：「みっちーは大きくて、包容力があるよね！ 安心する」
道枝：「っ・・・、照れるって」
A：「んふふっ」
目が合えば照れ臭くて・・・、でも嬉しくて
俺達の距離がグッと縮まった、そんな初デートだった
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近藤美沙(プロフ) - ありがとう嬉しいよ (11月20日 20時) (
レス) @page25 id: a958f28faf (このIDを非表示/違反報告)
mi-na(プロフ) - 近藤美沙さん» コメント、ありがとうございます！沢山の作品の中から、ご覧頂きありがとうございます！楽しんで頂けたようで、良かったです！ぜひまた、いつでも読み返して見てくださいね！ (11月19日 16時) (レス) id: ea319e6054 (このIDを非表示/違反報告)
近藤美沙(プロフ) - 良かったよ (11月19日 15時) (レス) id: a958f28faf (このIDを非表示/違反報告)
近藤美沙(プロフ) - 道枝くんの憧れるよ (11月19日 15時) (レス) @page25 id: a958f28faf (このIDを非表示/違反報告)
mi-na(プロフ) - 優衣さん» 優衣さん、完結後もコメントありがとうございます☺️レジャーシートの上で、みっちーに微笑まれる世界線に生まれたかった作者です(笑)なので、作りました👍🏻 ̖́- (11月10日 19時) (レス) id: ea319e6054 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mi-na
| 作成日時：2023年10月9日 23時
