２人の特別な家具 ２ ページ36
道枝side
A：「みっちー。とりあえず、ここに置いておいたよ」
道枝：「うん、ありがとう！ 重くなかった？」
A：「全然、大丈夫！ 私こう見えて、力持ちだから！ まだ荷物あるよね、取ってくっ・・・、わっ！」
道枝：「危なっ・・・！」
散らばった段ボールに、足を引っ掛けたAを間一髪で抱き留めた
道枝：「大丈夫？」
A：「あっ、ありがとう・・・！ ん〜・・・」
道枝：「・・・、A？」
A：「足の・・・、小指が・・・」
道枝：「うわー、それめっちゃ痛いやつ」
あまりにも痛かった様で、顔をしかめるA
そんなAに俺は、『痛いの痛いの、飛んでけ〜』なんて、ちょっと子供じみた事をしてみた
そしたら・・・
A：「・・・、痛いの治ったかも！」
道枝：「えっ、早すぎでしょ！」
そのやり取りが、何だかおかしくって笑い合った
母：「あんなに優しい顔をした駿佑、初めて見た。本当にAちゃんのことが、好きなのね〜」
父：「あれは駿佑の方が、彼女にベタ惚れだな」
母：「まぁ確かに、Aちゃん可愛いし、性格も申し分ないし！ 駿佑が惚れるのも、分かるわ〜」
玄関先で俺たちのやり取りを見ていた、父さんと母さん
２人がそんな会話していたことなんて知る由もなく、俺とAは再び荷物運びを再開した
数時間後・・・
道枝：「終わった〜」
A：「綺麗に片付いたね〜」
何も無かった部屋が、見違えるように家具で溢れかえった
母：「じゃあ、母さんたち帰るね」
道枝：「うん、ありがとう」
父：「１人暮らし、しっかりな！ あ〜、卒業式の前日には実家に戻って来いよ」
道枝：「分かってるって」
母：「Aちゃん、駿佑のことよろしくね〜」
A：「はい！ こちらこそ、よろしくお願いします！」
父さんと母さんを見送り、Aと部屋に戻る
ソファに座って、しばらく休憩・・・
A：「そういえば・・・、ベッドが無いみたいだけど・・・？」
道枝：「この後、買いに行こうかと思って。Aと一緒に」
A：「えっ、私も？」
道枝：「だって２人で寝るベッドなんだし、一緒に選びたいじゃん？ やっぱ、大きめのベッドが良いよね〜」
A：「・・・、っ！」
道枝：「Aってば、顔赤すぎじゃない？ なに想像してるんですか〜？」
A：「も〜う・・・、みっちーの意地悪！」
道枝：「ふははっ、可愛い」
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近藤美沙(プロフ) - ありがとう嬉しいよ (11月20日 20時) (
レス) @page25 id: a958f28faf (このIDを非表示/違反報告)
mi-na(プロフ) - 近藤美沙さん» コメント、ありがとうございます！沢山の作品の中から、ご覧頂きありがとうございます！楽しんで頂けたようで、良かったです！ぜひまた、いつでも読み返して見てくださいね！ (11月19日 16時) (レス) id: ea319e6054 (このIDを非表示/違反報告)
近藤美沙(プロフ) - 良かったよ (11月19日 15時) (レス) id: a958f28faf (このIDを非表示/違反報告)
近藤美沙(プロフ) - 道枝くんの憧れるよ (11月19日 15時) (レス) @page25 id: a958f28faf (このIDを非表示/違反報告)
mi-na(プロフ) - 優衣さん» 優衣さん、完結後もコメントありがとうございます☺️レジャーシートの上で、みっちーに微笑まれる世界線に生まれたかった作者です(笑)なので、作りました👍🏻 ̖́- (11月10日 19時) (レス) id: ea319e6054 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mi-na
| 作成日時：2023年10月9日 23時
