23話 ページ25
ベルモットお姉さんに電話で呼ばれ、組織のアジトに来ていた。
ベルモット:「待ってたわ、カーディナル・・・」
A:「ベルモットお姉さん、私を呼んだ理由って?」
ベルモット:「あなた、狙われてるわよ。同じ組織の人間に・・・。」
A:「・・・・・!!!」
私が・・・、狙われてる? どうして?
NOCでもないのに・・・?
あのときから、東都水族館で拉致されたときから私は狙われていたって言うこと?
ベルモット:「カーディナル、1人で大阪にいるのは危険だわ。早いところ、こっちに移って私の目の届くところに居なさい・・・。」
A:「・・・、えっ」
私の頭の中に真っ先に浮かんで来たのは、和葉ちゃんの顔。
あんなに仲良くなれて、こんな私に良くしてくれて・・・。
ベルモット:「あなたの命がかかってるの。こっちに来てくれるわね?」
ベルモットお姉さんのお願いを聞きたいけど・・・、和葉ちゃんの顔が、あの笑顔が・・・。
バーボン:「こっちに来てくださいませんか? 僕からもお願いします、カーディナル」
A:「バーボン・・・!」
バーボン:「僕もあなたを守りたいんです。命に代えてもね・・・。」
そうよ・・・、生き延びなきゃ。
お父さんと、お母さんのお願いじゃない・・・!
私が殺されたら、2人のお願いが果たせない。
A:「分かった・・・。でも、今月いっぱいはあっちで過ごしたい! 大事な、大事な私の友達がいるから!」
ベルモット:「いいわ。だだし、来月からはずっとこっちで過ごすのよ?」
A:「うん、分かってる。わがまま聞いてくれてありがとう・・・!」
ベルモット:「えぇ。もう夜も遅いわ。バーボンにでも送ってもらいなさい?」
バーボン:「送りますよ? 行きましょう、カーディナル・・・」
A:「はい。 お休みなさい、ベルモットお姉さん」
ベルモット:「お休み、私の可愛いカーディナル」
A:「・・・・・(笑)」
私は、バーボンと一緒に組織のアジトをあとにした・・・。
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作者名:mi-na | 作成日時:2017年5月13日 20時