組織の一員～光を求めて～【安室透】 (ページ22)

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２０話ページ22

コナンくん達と別れて家に帰る。
ベルモットお姉さんが手配してくれた、あのマンションに。

解約の手続きをしていないと聞いたから、まだ私の家となっている。
これを機に、これからは頻繁に東京に訪れようと思い、私の第２の家にすることに決めた。

案外すぐに戻って来たな・・・(笑)

明日は、思い切り楽しもうと思い、今夜は何もせず早く寝た。

次の日・・・

阿笠：「よ～し、みんな揃っとるな～！」

歩美光彦元太：「は～～～い♪」

休憩なども挟み、２時間程で東都水族館に着いた。

A：「ここが東都水族館か～！」

大きな観覧車が園内から一望できる。

光彦：「あ～！あのダーツ屋さん、まだありますよ～！」

歩美：「ほんとだぁ～！お姉さんのこと思い出しちゃうね～」

元太：「あの姉ちゃん、元気にしてっかなぁ～？」

A：「あのお姉さんって・・・？」

元太：「ここで知り合った、俺の命の恩人の姉ちゃんだぜ！」

歩美：「そのお姉さん、眼が左右で違って綺麗だったんだよぉ～！」

光彦：「ここのダーツで１５０ポイントを出し、僕達にイルカのキーホルダーを取ってくれたんです！」

左右の目が違う・・・？オッドアイ・・・！
私が知ってる人でオッドアイなのは・・・、キュラソー

光彦：「またいつかみんなで観覧車に乗ろうねって、言ってくれたんです！」

歩美：「会えたらいいなぁ～♪」

元太：「今日もしかしたら、会えるかも知んねぇ～ぞ！」

A：「みんな・・・、その方に会えたらいいね？」

キュラソーはきっとこの子達と会ったんだね・・・。

この子達と出会い、心が変わった。
組織を裏切り、逃げたが何かに巻き込まれ命を落としてしまった。

コソッ

コナン：「Aさん・・・。あいつらの話を聞いて誰だか分かったみたいだね。」

A：「キュラソー・・・、ですね？」

コナン：「あぁ、そうだよ・・・。」

灰原：「キュラソーは、あの子達を守るために自らの命を犠牲にして亡くなったわ・・・。」

A：「あの子達と会えて良かったですね・・・。キュラソー」

どんなに黒に染まっていても、変われるときが来る。
キュラソーのように・・・。