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扉を開けると、暖かい空気が優しく肌を撫でる。
ゆらりと立ち上る湯気は、リラックス気分を刺激した。
『うわぁ...すごい...！これが船のお風呂なんて信じられない...！』
目を輝かせながら足を踏み入れる。
きちんと手入れの行き届いた床だ。
サ「とりあえず体流せよ。俺背中洗ってやるから」
『あ、ほんと？じゃあお願いしようかな』
ル「じゃあAは昔みたいに俺の髪洗ってくれよ！」
『はいはい、ちょっとまってね』
ここでサンジは、口が「俺も」と動いてしまうのをぐっと堪えた。
流石にこの歳になって髪を洗わせる訳にはいかない。
いや、姉だぞ。別に何もおかしくは無いだろ。
いやいや、やっぱり成人間近の男性が女性に髪を洗ってもらうなど体裁が悪すぎる。
遠慮なんてしたら失礼だろ？
そもそもこんな俺がお願いなんかしてもいいのか？
でも、もたもたしてたらルフィに取られちまうぞ？
サ「あっ、のさぁ！！」
『うわっ！急に大声出してどうしたの？』
サ「おっ、俺も、.....俺もいいかな...」
『何を？』
サ「俺も、ルフィと同じで髪洗って欲しいなーなんて...ははっ、
いやまて冗談だ。冗談だからそんな目で.....『っ.....あはは！』...え？」
『あははは！もう！2人とも子供だなぁ...！髪洗ってって可愛すぎでしょ！ははっ...！いいよいいよ！私がいくらでも洗ってあげる！』
あんまりにもAが楽しそうに、嬉しそうに笑うもんだからサンジは拍子抜けしてしまった。
ルフィも自分のことは棚に上げて「サンジは子供だなー」なんて言って笑っている。
ル「しょうがねぇな！ただし、俺のあとだからな！！」
サ「わかってるよ、んな事」
サンジが顔を真っ赤にして横にそらすと、その瞳を追いかけるようにAが顔を合わせて口を開いた。
『我慢してたんだよね、昔も。』
『いっぱいわがまま言うチャンスあったのに、遠慮しないでって言ったのに。街でも海でも、サンジはいつも何か我慢してたんだよね』
『だから言ってくれてすごい嬉しい。』
そのまま頭を撫でられるとせき止めていたものが込み上げてきた。
『素直が1番！それでこそ私の弟だよ』
ル「なんだよA！サンジばっかずるいぞ！俺も撫でろ！」
『はいはい、おいで』
Aがルフィの頭をわしゃわしゃと撫でると、嬉しそうに笑った。
続く (更新停止中)
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さとみつ(プロフ) - マジで可愛い、、、、、最高っす、、、 (2020年5月21日 21時) (
レス) id: bbf287d05f (このIDを非表示/違反報告)
シンア - コメ返しありがとございます。続き楽しみにしています(^-^)(^-^応援してます (2019年3月13日 2時) (レス) id: 3e537abb72 (このIDを非表示/違反報告)
すずか(プロフ) - シンアさん» 何度も読んでくださっているとは...！すごく嬉しいです！ありがとうございます´ω`*少しずつですが、確実に更新できるように頑張ります！ (2019年1月13日 2時) (レス) id: dc31bbbffb (このIDを非表示/違反報告)
シンア - とても面白いです。何度も読んでいます(^-^)(^-^)更新楽しみにしてます。 (2019年1月13日 1時) (レス) id: 107d403264 (このIDを非表示/違反報告)
すずか(プロフ) - イゾウRAVUさん» そう言っていただけて嬉しいです！まめに更新できるように頑張ります！(*^_^*) (2019年1月12日 21時) (レス) id: dc31bbbffb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：羅針盤 | 作成日時：2018年12月3日 14時
