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『ご馳走様でしたー！』
それぞれが笑顔で食事を終える。
みんなばらばらと席をたち始め、キッチンで片付けをしているサンジと、食卓にはAとロビンとルフィ、そしてゾロが残った。
デザートが終わってから、ルフィはぴったりとAの隣に張り付いている。
サンジがガンを飛ばすが、気づいているのかいないのか全くそちらを見る気は無いようだ。
『本当に美味しかったー！』
ル「な？サンジの飯は世界一美味いんだぞ！」
自慢げに言うルフィの頭を撫でながら、食後のワインを口に運ぶ。
景気付けに、とサンジが特別に開けてくれたものだ。
手の動きに合わせ揺れる黒髪を見ていたら何だかうとうとしてきてしまった。
『ごめんね、ちょっと風に当たってくる。グラス持ってっていい？』
サ「ああ。けど、酒もほどほどにな」
『うん、ありがと』
既に耳まで赤いAを見ながら苦笑いするサンジ。
彼女がお酒好きなのも相変わらずだった。
新しく注ぎ直し、ワインが半分入ったグラスを片手に芝生に腰を下ろす。
今夜は星が綺麗だ。冷たい夜風が火照った体を程よく覚ます。
再び口に含もうとして、手を止めた。
『どうしたの、何か用？』
ゾ「んだよ、気づいてたのか。」
『私にドッキリは向いてないよ』
ゾ「その様だな」
『それで、何か言いたげだね。』
ゾロは立ったままAを見下ろした。
ゾ「いくらアホラブリンやルフィの姉貴だからって
俺はお前のことまだ信用してねぇからな」
『はは、キツイ一言だなぁ』
言葉の割には傷付く様子も無く、ゾロの目をじっと見るA。
『でも、』
『まだってことは、これから信用してくれる余地があるって事だよね』
斜め上の答えに言葉に詰まるゾロ。
『いいよ、信用してくれ無くても。それはゾロ次第だし私がゾロの信用に値する何かをしなきゃその評価は変わらない。』
ゾ「何が言いてぇ」
『入ったばっかでなんだけど、私はゾロのこと信用してるから、それで十分だよ。』
持っていたグラスをゾロに預け、そのままキッチンの方へ向かう。しかし途中で振り返り階段越しに、声をかけた。
『私、お酒好きなの！』
そしてそのまま扉の奥に消えた。
ゾ「ほう、宣戦布告か。気に入った」
1人芝生の上に残されたゾロはにやっと笑い、Aの入っていった扉を見ながらワインを飲み干した。
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さとみつ(プロフ) - マジで可愛い、、、、、最高っす、、、 (2020年5月21日 21時) (
レス) id: bbf287d05f (このIDを非表示/違反報告)
シンア - コメ返しありがとございます。続き楽しみにしています(^-^)(^-^応援してます (2019年3月13日 2時) (レス) id: 3e537abb72 (このIDを非表示/違反報告)
すずか(プロフ) - シンアさん» 何度も読んでくださっているとは...！すごく嬉しいです！ありがとうございます´ω`*少しずつですが、確実に更新できるように頑張ります！ (2019年1月13日 2時) (レス) id: dc31bbbffb (このIDを非表示/違反報告)
シンア - とても面白いです。何度も読んでいます(^-^)(^-^)更新楽しみにしてます。 (2019年1月13日 1時) (レス) id: 107d403264 (このIDを非表示/違反報告)
すずか(プロフ) - イゾウRAVUさん» そう言っていただけて嬉しいです！まめに更新できるように頑張ります！(*^_^*) (2019年1月12日 21時) (レス) id: dc31bbbffb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：羅針盤 | 作成日時：2018年12月3日 14時
