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you side
気づいたらベットの上で壁にもたれ、座っていた。
カーテンが締め切られた部屋は暗く時間も分からない。
部屋を見渡すと家具は倒れ、本や服は散乱、お気に入りだった姿見は割れ、地面には破片が落ちていた。
泥棒きたんかな
……あーちがう、自分がやったんか
みんなで幼稚園に行ってから、3日くらいたったんかな
あれから一睡もしてない気がする
何も喉を通らない。
だれか来たかな。わかんないや
なんか言ってたっけ。覚えてない
今までの出来事がぐるぐると頭を巡る
お父様やお兄ちゃん、中間、大毅、神山。
みんな知っていたのに、何もかも忘れた私に事実を話すわけでもなく、隠してくれていた。
真実を知りながらもそばに居てくれたみんな。
全部忘れて何十年ものうのうと生きてた私。
そんな自分が許せない。
人殺し、人殺し、人殺し、人殺し、人殺し
無音なはずなのに頭の中がうるさい。
…うるさい！
手元にあった本を投げると壁にぶつかり、ドンッと嫌な音が鳴る
耳を塞いだって意味ないのに、両手で耳を塞ぎ、立てた膝に顔を埋める。
コンコン
ドアがノックされた音の後にギギギとドアが開く音。
｢A｣
耳を塞いでいた手がゆっくりと離される。
顔を上げると心配そうに私を見つめる大毅がいた。
神山は？そう聞こうとしたけど私に会う資格なんてない。
そう思い下唇を噛んでぐっとこらえる。
大毅の手の中にはさっき私が投げた本。
よく見たら、私のものでは無い手帳のようなものだった。
その視線に気づいたのか、隣に腰を下ろし見せてくれた。
重｢これ神ちゃんの日記帳」
表紙は年季が入り所々破れ、何十年分も書けるくらいのではと思うくらい分厚かった。
重「ごめん、Aの机に置いてたから勝手に見てもうた、
たぶんAが幼稚園行きたいって言ったときから、記憶が戻るって分かってたんちゃうかな？
だからわざと置いていったんやと思う。
ちゃんと読んだって？向き合ったって｣
そう言って、私の手に日記帳を握らせた。
大好きだったともくん、大事な執事である神山の日記帳。
これを読んだらなにかが変わる気がした。
それが怖くて大毅を見たら大丈夫、ずっとここにおるからって。
ふーっと息を吐き、ゆっくり手帳を開く。
______ピースとピースが繋がる時
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のん(プロフ) - snow whiteさん» わぁー😭ありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです🥹更新頑張ります (3月5日 12時) (
レス) id: 8e0d3b7125 (このIDを非表示/違反報告)
snow white(プロフ) - すごく素敵な引き込まれるお話ですね！！更新楽しみにしております！！🫶🥹 (3月1日 10時) (レス) @page41 id: 23fa265d2e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：のん | 作成日時：2023年7月12日 15時
