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you side
右手の手のひらについた傷をガーゼと包帯で手当する。
神｢っ｣
『ごめんね』
神｢これくらいかすり傷ですよ」
『...全部私のせい』
神｢お嬢様はなにも悪くありません｣
『この事は大毅に言わないで たぶん自分を責めると思うから』
神｢ですが｣
『お願い』
神｢··········かしこまりました｣
神山が怪我をしたとき彼を失うんじゃないかって怖かった。
もう私のせいで誰も傷つけたくない。
私だけが痛みを知っていればいい。
巻き終わった包帯の上をそっと撫でる。
『ごめんね』
すると上から重なる手。
顔を上げるとなぜか優しく幸せそうに微笑んでいた。
ﾄﾞｷｯ
胸が締め付けられるような
味わったことがない感覚。
いや、知っている
思い出す初恋の記憶。
転んだ私を大毅が起こしてくれたんだっけ
·····違う
転びそうになったところを助けてくれたんだ
((私が絶対に守りますから))
((僕が絶対に守ってあげる))
あの時
一瞬、誰かと重なった声
幼い男の子の声。
でもそれは大毅の声じゃなかった。
それに抱きしめられた時に感じた安心感。
なにか凄く大切なことを忘れてる気がする
『あのさひとつ聞いてもいい？』
神｢どうかされましたか？｣
『私たち昔会ったことないよね』
神｢·····どうしてですか｣
『んーなんとなく？』
神｢無いですよ｣
『だよね。ごめん変なこと聞いて』
気のせいか
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のん(プロフ) - snow whiteさん» わぁー😭ありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです🥹更新頑張ります (3月5日 12時) (
レス) id: 8e0d3b7125 (このIDを非表示/違反報告)
snow white(プロフ) - すごく素敵な引き込まれるお話ですね！！更新楽しみにしております！！🫶🥹 (3月1日 10時) (レス) @page41 id: 23fa265d2e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：のん | 作成日時：2023年7月12日 15時
