23 ページ23
you side
いちごのムース。
『えーっと、砂糖大さじ3』
｢あっ！！それ塩です·····｣
いちごのソース。
『ミキサーってどうやって使うの？なにこのボタン』
｢先に蓋閉めて！｣
いちご。
「手は猫の手で」
『こう？』
｢とてもお上手ですよ｣
ホイップクリームをハンドミキサーで泡立てて。
『むずかしい』
｢ゆっくり·····｣
｢『わっ！』｣
『ぷっ』
｢ちょっと！どうしてくれるんですか！｣
『こっち見ないでっ笑』
｢お嬢様もお顔がクリームまみれですよ」
『うわ！髪もベトベトや、』
こんなに笑ったのいつぶりだろう
1人になったら大毅のことやあの日のことを思い出してしまって何をするにも憂鬱だったのに
今は楽しくて楽しくてしかたなかった。
彼のことも忘れることが出来た。
『わぁおいしそう』
神｢ふふっ笑 いただきましょうか｣
料理はほとんどしたことがなくてスイーツなんでいつぶりに作ったかな
でも神山のおかげで大好きな苺尽くしの大きなパフェができた。
『いただきまーす！ ﾊﾟｸｯ·····おいしい！！神山も食べて！』
｢お言葉に甘えて。ﾊﾟｸｯ うん！おいしいです！」
絶対食べきれないって思ってた量も2人でペロリと完食。
『おいしかったね』
｢やっぱりお嬢様が作ってくださったパフェは格別です｣
『嬉しいこと言ってくれるやん』
｢また食べたいです｣
『私でよければいっぱい作ってあげる』
(おいしい？)
(Aがつくってくれたからすっごくおいしい)
(あのねお母様といっしょにがんばってつくったの！)
(またたべたいな)
(じゃあいーぱいつくってあげる！)
まただ
急に頭に流れてくる映像のようなもの。
誰かの家？
そして顔が見えない男の子。
どことなく懐かしさを感じるのはなんでだろう
｢お嬢様？｣
『ん？』
｢クリームがお口についてますよ｣
ハンカチをポケットから取り出し拭ってくれた。
顔が近い
ﾄﾞｷｯ
えっいまなんで
いや、そんなわけない
彼は私の執事で
私は大毅がすき
｢どうかされましたか？｣
『だっだいじょうぶ、大丈夫やから！』
·····すきってなんだっけ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 412人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
のん(プロフ) - snow whiteさん» わぁー😭ありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです🥹更新頑張ります (3月5日 12時) (
レス) id: 8e0d3b7125 (このIDを非表示/違反報告)
snow white(プロフ) - すごく素敵な引き込まれるお話ですね！！更新楽しみにしております！！🫶🥹 (3月1日 10時) (レス) @page41 id: 23fa265d2e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：のん | 作成日時：2023年7月12日 15時
