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you side
『お待たせ』
玄関先に止まっている高級車に乗り込み大毅の隣に腰を下ろす。
いつもの制服姿と違いシンプルだけどお洒落な服を着た彼に少し緊張している自分がいた。
重「鞄の紐ちぎれそう笑」
『女の子は荷物が多いの』
そんな空気を感じてか彼は優しくいつも通りに接してくれる。
鞄の中には大毅への誕生日プレゼントが入ってるから落とさないよう両手で持ち直す。
重岡家の運転手の人にお礼を告げ彼の方に目を向けると
ぱっと目が合いすぐにそらされ口元に手をやったかと思えば
重「浴衣いいやん。似合っとる」
そんなことを急に言うから顔の熱がどんどん上がっていくのが分かり、赤くなった顔がバレないように急いで窓の外に顔を背ける。
何とか出た小さな声で『ありがとう』と伝えると
「照れてんの？」って顔をのぞきこんでくから思わず突き飛ばしてしまった。
『あっごめん』
重「力強いねん笑」
あまりの恥ずかしさにもう一度視線を窓の外に向けると
玄関先で見送る神山が目に入った。
私の視線に気づくとニコッと微笑みお辞儀をし見送ってくれ、
それがどこか寂しそうな表情をしている気がした。
大毅は運転手の人と話していてこちらの様子には気づいていない。
そういえば私の執事が変わったこと知ってるんかな
神山が学校まで送迎してくれてるしまぁそれくらい知ってるよね
まぁ中間が帰ってくるまでの間だけだしね。
そんな程度にしか考えてなかった私は
'' 彼ら ''の気持ちを知る由もなかった。
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のん(プロフ) - snow whiteさん» わぁー😭ありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです🥹更新頑張ります (3月5日 12時) (
レス) id: 8e0d3b7125 (このIDを非表示/違反報告)
snow white(プロフ) - すごく素敵な引き込まれるお話ですね！！更新楽しみにしております！！🫶🥹 (3月1日 10時) (レス) @page41 id: 23fa265d2e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：のん | 作成日時：2023年7月12日 15時
