知りたくないっ! ページ7
…薮先生に告白してあれから三週間が経った。
あの日以来、私は薮先生と話さなくなった。
それどころか、目ですら合わせない。
でも、あの人は違って…
ー昼休みー
あの日から、私は空元気で笑っていた。
いつもならよっぽどの事が無いと絶対に屋上で一人お弁当を食べることなんて無かったのにココ三週間はずっと一人でココに来てお弁当を食べている…
A『…はぁ』
『告白なんて、するんじゃなかったよ…』
薮「おい、高杉…」
また来た…
告白したあの日から私は確実に先生を避けているのに先生は毎日声をかけてくる
A『…』
薮「おいっ!」
「話ぐらい聞けって!」
A『…話って…なんですか?』
『話すことなんて…何も無いでしょ。』
薮「高杉…お願いだから…っ!」
「少しでも良いから話だけ聞いてくれないか?」
A『いや…です。』
『何も話すことなんて無いから。』
薮「俺はあるんだよっ!」
はじめは、優しく話を聞いてほしいと頼んでいた薮先生だけどずっと先生に背中を向けて逃げようとする私に腹が立ってきたのか少しだけど苛立った口調で「俺にはあるんだよっ!」って言ってきた。
私だって、本当はちゃんと向き合うべきなのはよく分かってる…
けど、向き合ったときにしっかり薮先生からフラれるのがスゴく怖くて向き合えなくて…
だからかな…?
薮先生は全然悪くないのに…むしろ悪いのは私なのに…勝手に告白して相手を困らせて、けどちゃんとフラれるのは勇気が無くて…
どうしようも出来ない感情を怒りにもっていって悪くもない薮先生に勝手に当たっちゃう…
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作者名:美音*° | 作成日時:2018年11月23日 4時