スキ の二文字が言えなくて《 yt × ym 》

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yt side 。









さっきからやまはふわふわしていて俺と目を合わせようとしない。




、、まあ、そうなるよな。あんな事、しちゃったから。







だってもう抑えられなかったし。痴漢とか全然気付かなかった自分に腹が立って。

やまは誰が見ても可愛い。凛とした横顔に透き通った目。横顔も綺麗な鷲鼻で笑う時に出来る笑窪は誰よりも可愛い。

けど、まさか痴漢されるなんて。



なんだよおっさん、むしろ俺が痴漢したかったっつーの。


やまはやまで ちゃっかり濡らしちゃってるし。そんなに上手かったのかよ。正直むかついた。４ヶ月付き合っててもまだ手出したことなんて一度も無かったのに。



... でも、あれは可愛かった。
俺の手で、逝っちゃって。あーー可愛い。
やばい、ゆうとのゆうとが。


落ち着け、俺。それより どうすればいいか考えろ。








「 ね 、やま ？ 」







「 ん 。なに 」






「 このマグカップ可愛くない ？」






「 そだね 可愛い 」








はあ。どうした事やら。

折角新しくできたやま好みそうな雑貨店に来たの何をゆっても素っ気ない。

どうすればいいんだこんな時は〜。






「 やま 怒ってる ？ 」







電車はやめてタクシーで帰ることにした俺達。
帰り際にそう聞けば目が合うがすぐに逸らされる。






「 いや、怒ってない .. 」







「 ごめんって。許してよ。他の奴に触られたのが嫌だっただけ。少し 乱暴だったかな 」







そう聞けば分かりやすく顔を赤くする。







「 うっさい。馬鹿。黙って。」








なんか いつもよりツンツンしてる。とげが生えてきそう、なんて思ったり。

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