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-Jeonghan side-
『練習生期間が長くて大変だったでしょって、注目されてしんどくなったりするでしょって
言われるけど、それでもわたしはデビューできてるから。ずっとやってきたけどデビュー
できなかった人もいるし、途中で諦めざるを得なかった人たちの方がもっと辛いはず。
辛いなんて言ってられないよ。』
『それに、私が不安そうにしてたりマイナスなこと言っちゃったりしたら
妹たちがもっと不安になっちゃうでしょ？』
ああ、これがこの子が泣かなくなった理由なんだ。
口を開くたび少し暗くなる表情を、その度に大人ぶったように笑って誤魔化す。
私は大人だから、大人にならないといけないから大丈夫だって言うみたいに。
俺に話しているはずなのにまるで目線は合わない。
JH「A」
JH「心の痛みは相対評価できないんだよ。」
俺が口を開くと、やっと視線が合った。
JH「 Aが辛いと感じたら辛いって言っていいんだよ。
周りよりどうとか、あの人の方がとか、そんな風に考えなくていい。
みんなの前で泣いていいし、それが無理なら俺のところに来たらいい。」
JH「大丈夫じゃない時は大丈夫じゃないって言っていいんだよ。」
JH「デビュー前のあの時、きっとAもあの子に今の言葉と同じ言葉をかけたんじゃない？」
そう言えば、Aはハッとしたように少し目を見開いた。
JH「最年長になってもリーダーなってもAが俺の妹であることは変わらないんだから
いつでも頼っていいんだよ。そのままのAでいいんだよ。
Aが抱えてる不安や悲しみまで全部愛してるから。」
ずっと心の中で考えていながら直接伝えられなかった言葉達を伝えた。
JH「おいで。」
俯いたAを抱き寄せれば、素直に腕の中に納まった。
『オッパ』
『私頑張れてたかな』
頑張れてないわけないじゃん。頑張ってない時なんてなかったよ。
JH「頑張れてたよ。Aは凄く頑張ったよ。練習生の頃も、デビューしてからもずっと。」
そう言ってAの頭を撫でた。
JH「よく頑張ったね。」
顔は見えないけれど、胸の中ですすり泣く声が聞こえた。
落ち着くように背中をぽんぽんと叩く。
身体はあの頃よりもぐっと大きくなったけれど、胸の中で泣く姿はあの頃のようだった。
大人になったけどまだまだ子どもだ。
いつかこの涙が、輝かしい未来に変わってほしい。
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yn(プロフ) - こんぺいとうさん» 返信遅くなりました💦コメントありがとうございます！ゆっくりの更新にはなってしまいますが、これからも楽しんでいただけるように頑張ります^^ (2022年12月11日 10時) (
レス) id: 086f92799f (このIDを非表示/違反報告)
こんぺいとう(プロフ) - お話がとても好みです；；これからも応援してます！ (2022年12月3日 21時) (レス) id: 139e2e06ca (このIDを非表示/違反報告)
yn(プロフ) - ボボ丸さん» 大変失礼いたしました💦修正しました。ご連絡ありがとうございます。 (2022年11月16日 13時) (レス) id: 086f92799f (このIDを非表示/違反報告)
ボボ丸 - オリフラたってますよ(・o・)/ (2022年11月15日 22時) (レス) id: 8e4bcc8082 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yn | 作成日時：2022年11月15日 19時
