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-Yeeun side-
宿舎へ向かう道中、ふと今までのことを思い出す。
私たちは元々Angeというグループで3月にデビューする予定だった。
去年の10月にメンバーが集められ、私たち4人の他に8人のメンバーがいた。
12人の中でも私はハユンと特に仲が良かった。
ハユンは練習生の中でも群を抜いてラップが上手く、
防弾少年団のラップラインのDNAを受け継ぐ逸材だなんて言われていた
ボーカルもダンスも平均以上にできるオールラウンダーで、
事務所からの期待も高く、センターを任されていた。
今のメンバーと仲が悪かったわけではない。
同じグループのメンバーとしてそれなりに話してはいた。
ただ、同い年で同じ韓国出身のハユンは特別に心を開ける存在で、
かつ圧倒的な輝きを放つその姿は私にとって憧れだった。
私にとって大切な存在だった。
絶対に一緒にデビューしよう。
そう約束した。
でも･･･
HY「イェウン、ごめん･･･。」
デビューに向けた準備が本格的に始まりだした今年の1月、
ハユンが突然デビューを辞退した。
YE「ハユン･･･？なんで？ねえなんで･･･？」
HY「･･･ごめん。」
約束は果たされなかった。
ハユンがいなくなって一気に何かが崩れ出した。
次々にメンバーが辞めていき、デビューは5月に延期された。
延期というより、白紙になったも同然だった。
4人以外にも残っていたメンバーはいたが、
延期とPLEDIS買収に伴いデビューメンバーが変更され、今の4人だけが残った。
私だけじゃなく、オンニ達やキキも仲の良いメンバーと離れることになった。
デビューという希望に向かっていた私たちの日々は真っ暗闇になった。
仲が悪かったわけではないからお互いに支え合えればよかったが、
国籍も言語も違う4人だけが取り残され、どうしたらいいのかわからなくなっていた。
急な環境変化と大切な仲間を失った喪失感
またデビューが延期・白紙になるかもしれない恐怖
RT「私達どうなるんだろう。」
CT「この7人でやっていけるのかな。」
会話をするでもなくただそれぞれが独り言のように不安を漏らした。
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yn(プロフ) - TASTYさん» コメントありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです^^更新が滞ることもありますが、これからも楽しみにしていただければ幸いです。 (2022年11月11日 22時) (
レス) id: 086f92799f (このIDを非表示/違反報告)
TASTY - むちゃくちゃ楽しみです！続きも頑張ってください!! (2022年11月10日 11時) (レス) @page47 id: b6bb0cb3e6 (このIDを非表示/違反報告)
yn(プロフ) - 揚羽さん» コメントありがとうございます。そう言っていただけて光栄です！これからもご期待に応えられるように精進いたします。 (2022年10月8日 23時) (レス) id: 086f92799f (このIDを非表示/違反報告)
揚羽(プロフ) - めちゃめちゃ好みの作品です。これからも頑張ってください！ (2022年10月8日 22時) (レス) @page21 id: f89d446e74 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yn | 作成日時：2022年9月25日 1時
