ダンス。 ページ49
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あれから2週間が経った。
この日は4人でチャンの出演するダンスショーを観に行こうと朝っぱらからバタバタしていた。
HS「俺！ダンスっていうやつめっちゃ楽しみ！」
JN「スニョンは運動神経が良いから出来ちゃうかもね！？」
HS「よぉ〜し！みてろ！ほら！」
JN「ぎゃはは！！なにそのヘンテコな踊り！」
スニョンは両手をめいいっぱい上に上げてグルグルと回っている。
あぁ、もう…そんなに騒いだら……
HS「ぎゃっ！！」
JN「んぇえ！？スニョン大丈夫！？」
HS「うぅ、痛い…ジフン〜〜〜泣」
自業自得で盛大に転んだやつなんて知らない。
WN「朝から太陽みたいな男たちだなぁ」
WZ「だな」
ウォヌは最高に良く言ってくれたけど俺からすればただの「うるさいやつら」にしか思えない。
WZ「ほら、もう行くぞ」
俺の言葉に「はーい！」と元気よく返事をしているスニョンとジュン。
スニョンなんてこの前まで熱で寝込んでたくせに。
でも、治ってほんとに良かった。……なんてな//
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WN「チャンくん、何時頃出るんだろ…」
WZ「だいたい11時半頃って言ってたけど、だいぶ前後する可能性あるらしいな」
WN「そうなんだ…ちゃんと見逃さないようにしなきゃ！」
やっぱりチャンはウォヌのお気に入り。
だって、ウォヌの瞳がいつも以上に気合入ってるもん。
HS「あいつチャンって言うの？」
JN「もう〜名前知らなかったの？」
WZ「あ、でも出演する時は確かディノって名前だった気がする」
WN「へぇ…ディノかぁ」
うんうん、と何度も頷きながら
恐竜みたいにステージを巻き込んで圧倒させるからかな！？
と頭の良いウォヌの鋭い分析力には拍手を送ろう。
HS「ディノのほうが覚えやすいじゃん！！まぁ俺はトラ派だけどな！」
JN「じゃあ僕はネコ派〜！」
WN「俺もネ……いや、恐竜がいい。ディノが言うならそれでいい」
ウォヌ、チャンに何か特別な感情でも抱いてるんじゃ……
………いや、ゴホン。そんなわけないよな。
でも、極度のネコ好きなウォヌにも勝ってしまうチャンって実は相当凄いやつなんじゃ…？
WZ「着いたぞ」
HS「やった！」
JN「行くぞー！」
WN「ジフンごめん！」
WZ「え？」
いつものごとく、3人はバラバラの方向に走り出したんだけどまぁそこまでは想定内で。
意外だったのは、なんとウォヌが真っ先に突っ走っていったこと。
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作者名：しょーやま。 | 作成日時：2021年9月17日 23時
