ハムスターとネコとキツネを飼いはじめました(？) (ページ43)

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救世主。ページ43

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WZ「え、誰からだろ…」

昼休憩に入ってようやく手に取ったスマホを見ると、着信履歴が3件も。

広げかけていた弁当を一旦片付けて俺は誰もいない廊下の隅へ移動した。

WZ「…俺ん家？」

番号を見ると、俺の家の固定電話からだった。

スニョンがイタズラでもしたか、と思ったけれど

WZ「もしもし、」

WN「ごめんジフン、ちょっとスニョンが…」

どうやらイタズラではないらしい。

電話の向こうで何か慌てた様子のジュンの声も聞こえてきた。

WZ「どうした？言ってみろ」

WN「あの…実は、」

俺に迷惑とでも思ったのかなかなか要件を言いにくそうなウォヌだけれど、よほどおおごとなのか話してくれた。

WN「スニョンが熱出して…それで、どうしたらいいかわかんなくて、」

WZ「え…？」

WN「スニョンは大丈夫って言ってるけど…心配だから医者に連れて行きたくて、…」

心配そうなウォヌの声から不安が俺にも移る。

とは言え今すぐ会社を出るわけにも行かない。

よりによって今日は大事な日…。

うーん、どうしたらいいか…

あ、そうだ！

あいつに電話してみよう。

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WZ「ほんと悪いな…」

DN「いえ！！いつでも頼ってください！！」

電話越しでも伝わるキラキラな笑顔。

「爽やか」という単語はこいつのために生まれてきたと言っても過言ではないくらいだ。

お察しの通り、俺はチャンに3人を任せた。

スニョンは保険証も無いからどうしようか悩んでいたけれど

チャンに都合良く医者の友達がいるらしい。

今日はたまたまその人も休みらしくて、うちに来てくれるみたいだ。

この前に引き続き何かと世話になっているチャンには今度なにかお礼をしなきゃな…。