信じる。 ページ39
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WZ「は…？」
MG「どうしたんですかヒョン、そんな驚いて」
WZ「あ、いや……」
今日はどれだけ派手にやらかしてるかとヒヤヒヤしながら帰ってきたのだけれど…
……いや、どうした？
HS「すぴ〜……」
JN「ん〜…むにゃむにゃ」
WN「すー…すー……」
珍しくすっげぇ大人しく寝てる。
俺といる時はこんなんじゃないのに……。
WZ「ミンギュ、お前すげーな？」
MG「ん？ありがとうございます…？」
何を褒められているかわかっていないミンギュは首を傾げてる。
そうだ。今日のお礼に…何かいいものはないだろうか。
WZ「今日は本当にありがとな…一杯のんでくか？」
MG「え、いいんすか…？」
WZ「おう。今日のお礼だ」
俺はミンギュのために久々に酒を開けた。
プシュ、と弾けた音が部屋に響いた。
コト、とグラスを傾けミンギュのものから注いでいく。
MG「久々ですね。こうして二人で飲むの」
WZ「あぁ、そうだな」
MG「先輩、もっと俺に頼ってもいいんすよ」
縁のギリギリまで注いだビールは綺麗な泡とゴールドを纏って美味そうに輝く。
ミンギュはそれを見つめながら静かに笑った。
MG「人間、そんなに頑張らなくてもいいんです」
何に対して、どんな気持ちでその言葉を俺に捧げたのかはわからなかった。
でも、
WZ「…………ありがとう、」
こうして心がじんわりと暖かくなるのは事実で
MG「頑張らなくても、弱くてもいいんですよ。
ただ、生きていればいいんです」
いつもの決め台詞の1つかもしれないけれど
それでも俺は……
WZ「その言葉、信じてみるよ」
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作者名：しょーやま。 | 作成日時：2021年9月17日 23時
