朝帰り? ページ37
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MG「じゃあ、先輩が帰ってくるまで待ってますね!」
WZ「…悪いな、」
MG「気にしないでください。僕はいつでも先輩の味方です」
WZ「あー…はいはい、じゃーな」
ちょっと気を抜けばまた同じようなセリフが上から降ってくる。
俺はテキトーにあしらいながら雑に手を振って家を出た。
「今度こそお利口にする!」と意気込むスニョン
「ミンギュさんは犬みたいだねぇ〜僕と反対だ!」とすっかり打ち解けているジュン
「犬派?猫派?」とどうしても猫派と答えさせたい様子のウォヌ。
3人の声は楽しそうで、まぁ何だかんだミンギュを呼んで良かったと思った。
ミンギュは料理もできるしある程度家事もできる。
それが毎日朝帰りの理由か、と妬みの気持ちもあるが
アイツらも、いつもの爆弾おにぎりにもそろそろ飽きてきた頃だろうし
いい機会だ。楽しく犬と戯れてもらおう。
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SG「うわ!!!」
WZ「…んだよ、びっくりした」
SG「先輩から女の子の匂いがする!!」
社長に書類を提出しようと席を立ってスングァンのデスクの前を通った途端、
やたらデカい声で叫ばれた。
SG「この時間にこの匂い…まさか、朝帰りですか!?
僕の知らないところでズルいですよ!」
WZ「よせよ、誰かさんじゃないんだから……
あ、…」
そうか、そういうことか。
やっぱり呼ばなきゃ良かったかな…なんて。
WZ「今朝ミンギュに会ってきたんだ」
SG「ミンギュさん……って、前に言ってた女遊び激しい人ですか?」
WZ「そうそう、」
SG「なんだ…じゃあその人に匂いを移されただけか、」
何故か肩を落とすスングァン。
おまえは俺に彼女が出来たら嬉しいのか?悲しいのか?
WZ「そういうことだ。ほら、仕事しろ」
SG「…はーい、」
しゅんとしながら再びパソコンと向き合ったスングァンは
何だかんだ俺のことを応援してくれているのだと
この時気がついた。
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作者名:しょーやま。 | 作成日時:2021年9月17日 23時