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苦い朝。 ページ35

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WZ「さっむ……」



トポトポ…と音を立てて引き立つ香りは正直俺の好みではない。



WN「おはよ。あ、コーヒーだ」

WZ「ん、」

WN「ありがとう。…2人も早く起きないかな」

WZ「あの2人はどうかな笑 4人の中でこんなの飲めんのウォヌくらいじゃない?」

WN「えぇ。美味しいのに」



HS「う、臭い…」



苦味のある大人の香りに渋い顔をしたスニョンが起きてきた。

………その目は開いているのか閉じているのか。



HS「眠い……」



いつも眠そうに起きてくるスニョン。

どうせ仕事があるわけでも学校があるわけでもないんだから

もう少し寝ていればいいのに。



HS「けど…ジフンが起きてるから俺も頑張る……」

WZ「なんだそれ笑」



意味のわからない理由で頑張るスニョンは

馬鹿なのか、ただの良い奴なのか。

………後者、ということにしてやるか。



WZ「今日もお留守番できるか?」

WN「やだ!」



一番に声をあげたのはウォヌだ。

2人のお世話係に限界という表情。

…………そんなこと言われてもなぁ?



と、ここで1本の電話が。



WZ「あれ、誰からだろ…」



こんな朝っぱらから誰からの電話だろうか。

………知らない番号だな。



この時点で電話の相手が誰なのかわかってしまい、俺は出るか出まいか迷った。

でもあいつ、無視するとさらに面倒なことになるんだよなぁ。



WZ「もしもし、今日は仕事だし忙しい」

MG “俺まだ何も言ってないんですけど?”

WZ「どうせまた女含めての誘いだろ?」

MG “違いますよ!先輩、お誕生日おめでとうございます!”



あぁ、そっちか。コイツは昔からそうだ。

………まったく、もう12月に入ったぞ?



WZ「遅い。遅すぎるぞ」

MG “あはは、ごめんなさい、今年もすっかり忘れてました”



呑気に笑う態度が鼻につく。

…………まぁ、仕方ねぇな。ミンギュのことだし。



WZ「今夜奢れよ」

MG “え!一緒にご飯行ってくれるんすか!もう〜まったく先輩ってツンデ………____________”



ブチッ



WZ「はぁ、」



本当にうるさいやつ。



WN「今の誰?ジフン、どこか出かけるの?」

WZ「あぁ、今のは俺の学生時代の後輩だよ。あ、そっか……おまえらどうしようかな」



勢いに任せてミンギュと夜食の約束をしてしまったけれど、どうしよう。



JN「ジフンのお友達?会ってみたい!」



いつの間にか起きているジュンにキラキラとした瞳で見つめられ、

俺は断れる雰囲気でもなかった。

明かす。→←居ない。



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設定タグ:SEVENTEEN , セブチ , ウジ,ホシ,ジュン,ウォヌ   
作品ジャンル:ファンタジー
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作者名:しょーやま。 | 作成日時:2021年9月17日 23時

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