優しい。 ページ30
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WN「もう一生乗らない…」
HS「ぎゃはは!ウォヌってこういうの苦手なんだ?俺は全然平気だったよ!ウォヌと違って強いんだから!ガオー!」
WN「スニョンも怖がってたじゃん…」
JN「ねぇスニョン、馬鹿にしちゃダメだよ?ウォヌも頑張ったんだから」
いつまでも拗ねているウォヌを横目に嘲笑うスニョンと
懸命に慰めながらスニョンを叱るジュン。
WN「うぅ、もう嫌だ…」
なんだか泣きそうにすらなっているウォヌ。
あれ、顔色があまり良くないな…。
……ちょっと無理させちゃったかなぁ。
WZ「ウォヌ、あっちのベンチで少し休もうか」
俺が手を引いてウォヌを誘導すると素直についてきてくれた。
スニョンとジュンも後になって来て、俺は3人をベンチに座らせた。
少しの間沈黙が続いたが、それを破ったのはスニョンだった。
HS「ウォヌ…さっきはごめんね?馬鹿にしちゃって…」
WN「ううん、いいよ」
スニョンはこれ以上ないくらいに眉を下げてウォヌに謝った。
そんなスニョンにウォヌは優しく微笑む。
まるで小学生が仲直りする時みたいな光景。
こんな時間がいつまでも続けばいいなぁ…。
JN「ねぇ、ウォヌもう大丈夫なの?」
WN「うん、元気になってきた」
JN「良かった。……僕もごめんね?」
WN「なんでジュンが謝るの?」
JN「…なんとなく。僕も、スニョンと一緒だから」
HS「ジュンは悪くないよ!俺がウォヌのこと悪く言ったから…悪いのは俺だけ!」
JN「やだ!スニョンが悪いって言うなら僕も一緒に悪者になる!」
HS「もう!ジュンはいい子なの、全然悪くないの!」
何故かまたそこで言い合いになっているスニョンとジュン。
……でも、なんだか微笑ましい喧嘩だな。
WZ「あははっ、ジュンは本当優しい子なんだな」
俺の言葉に3人が一斉にこっちを見た。
………なに?俺、なんか変なこと言った?
JN「僕、やっぱりジフンは笑ってる方が好き!」
HS「俺さ、よくわかんないけど…ジフンが笑ってると俺も嬉しくなる」
WN「ジフンにはずっと笑ってて欲しいな」
WZ「な、んだよそれ……」
わざわざ言葉にすんなよな…?
どんだけ素直なんだ、コイツら。
………でも、
今さら友情ごっこなんて小っ恥ずかしいし、ここで照れたら負けだと思って必死に冷静を保っているけど
本音を言えば、凄く嬉しい。
3人が俺を見て笑ってて
俺も3人を見て笑っててさ。
こういう時間、大事にしなくちゃな…。
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作者名:しょーやま。 | 作成日時:2021年9月17日 23時