珍しい。 ページ29
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WZ「どこに行こうか？」
HS「まずはあれだろ！」
遊園地についてすぐにスニョンが指さしたのはジェットコースターだった。
「きゃーーー！」というお客の叫び声がそれの怖さを物語っている。
懐かしい、この感じ。
ジェットコースターなんて何年ぶりだろうか。
………あいつと来た以来だなぁ。
HS「あれ乗ろうぜ！」
JN「いいね〜楽しそう！」
WN「俺は嫌だ！」
スニョンとジュンはその怖さを知らないからか、とても目を輝かせてそれを見ていた。
ウォヌは2人と反対に「嫌だ」と1点ばりだったけれど
結局、最後には2人の押しに負けて気を許したようだった。
さて、久しぶりに楽しんでみるか。
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HS「ぎゃあぁあーー！！怖い怖い！！」
JN「あはは〜！怖いけど楽しい！」
ただいまジェットコースターに4人で乗っています。
俺は絶叫系が得意だからこれくらい平気だし、楽しむ余裕もあった。
………しかし、なんだ？
スニョンは喉を枯らすほど叫びながら足をバタバタさせている。
1番に乗りたがっていたスニョンが1番怖がっているじゃねーか…。
そして、意外にも平気そうなのはジュン。
てっきり1番ビビりだと思っていたけれど、想像以上に楽しめているようだ。
………って、待った。ウォヌ？大丈夫か？
WN「うっ………死ぬ………」
WZ「ふっ、大丈夫かよ笑」
WN「ダメ………俺は乗らないって反対したのに……あぁ………」
今にも気を失いそうなウォヌはぐったりしながら「絶望」の表情だ。
珍しい表情に心配ながらも何だか笑ってしまう。
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作者名：しょーやま。 | 作成日時：2021年9月17日 23時
