小芝居。 ページ28
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WZ「やっべ…」
黙々と目の前の美味すぎるご飯に夢中になっていると
時計の針は既に13時を回っていた。
これからスニョンが言っていた遊園地に行くのだ。
かなり急がなければ…。
WZ「よし、遊園地行くぞ!」
3人に呼びかけながら勢いよく席を立ってレジでお会計して……
って、あれ?
WZ「マジかよ………」
HS「すぴ〜……」
JN「むにゃむにゃ……」
WN「Zzz……」
おなかいっぱいで眠っちゃうとか…
子どもじゃないんだから。
何度このセリフを言われるつもりだ。
せめてレストランで爆睡するのはやめてくれ……。
どうやって起こそうか、うーん、そうだなぁ…。
WZ「ガオー!」
HS「…んん!?トラの声!?」
WZ「あそこに美味しそうなプリンが!」
JN「…プリンってなに!?」
WZ「あ、ネコだ」
WN「…どこ!?」
よし、成功。
…って、なんで俺がこんな小芝居をしなきゃいけないんだ。
WZ「さぁ、遊園地に行こうか。時間が無いから急ぐぞ」
「騙したな〜!」なんてはしゃぐスニョンは「遊園地」という言葉になんだかんだ嬉しそうだ。
ジュンは「プリンないじゃん!」って拗ねている様子。
そして一番俺を恨んでいるのは意外にもウォヌだ。
WN「ネコいないじゃんか!」
WZ「遊園地にまた野良猫いるかもよ?」
WN「もう!」
口を尖らせたウォヌだけれど、
スニョンと同じように何だかんだ俺らについてきて、車に乗り込む頃にはすっかり笑顔になっていた。
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作者名:しょーやま。 | 作成日時:2021年9月17日 23時