ハムスターとネコとキツネを飼いはじめました(？) (ページ17)

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ひとり。ページ17

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JN「ひゃーーー！怖い怖い！」

HS「いやだぁー！」

WN「うぅ……」

WZ「少しの辛抱だ、我慢しろ」

俺は今、3人の爪を切っている。

今日は俺がいない間、散々壁を傷つけてくれたからな。

みんな口を揃えて「ジフンの意地悪！」とか「ばか！」とか文句が飛び交っている。

ウォヌまでギュッと目を固く瞑っているから、爪切りは相当怖いのだろう。

WZ「よし、できた」

JN「や、やっと終わった～…」

HS「もう二度としない！」

WN「俺ももう嫌だ」

特に爪が長かったウォヌは爪を切り終えるのに時間がかかってしまった。

ようやく解放されたウォヌは自分の指を見つめながらまだ体を震わせている。

WZ「さぁ、ご飯にしようか」

俺の言葉にさっきまでとはまるで違う反応を見せる3人。

スニョンは手を広げてバンザイしていて

ジュンは急にお利口に体育座りをし始め

ウォヌは「ありがとう」と言ってくれた。

俺は仕事帰りに買ってきたお惣菜たちをテーブルに並べた。

3人は目を輝かせながらじっとその時を待っている。

別に俺が作ったわけじゃないのに「ジフンは料理が上手だね！」と勘違いしているスニョンには

WZ「まぁな」

……買ってきたものだということは内緒にしておこう。

WZ「いただきます」

こうして誰かとご飯を食べるのは久しぶりだった。

ついこの前までずっと一人だった。

一人で、心細くて、虚しかった。

うるさいほどに絶えない会話や

外の車の音なんて聞こえなくなるほどに騒がしい物音。

この「うるささ」がこんなに心地良いなんて。