ハムスターとネコとキツネを飼いはじめました(？) (ページ14)

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誰かが。ページ14

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DK「先輩！これ企画書作ったので点検お願いします」

WZ「あぁ、仕事が早いな」

DK「ふふ、ありがとうございます」

ニコニコと爽やかな笑顔のこいつは仕事の後輩のイ・ソクミン。

早速ソクミンの渡してきた書類に目を通すと、誤字なく見やすい文章に驚いた。

まだ若いのに色んなお偉いさんにも期待されているソクミンは仕事も早いし、何でも嫌な顔せず頑張ってくれている。

WZ「よく出来てると思うよ。これは俺が社長に提出しておくから」

DK「ありがとうございます！」

WZ「じゃ、もう行くね」

DK「………先輩！」

自分の仕事に戻ろうとソクミンに背を向けた…けど。

何を思ったのか何故か嬉しそうにソクミンは俺を呼び止めた。

DK「先輩、元気出たみたいで良かったです」

WZ「え？」

DK「先輩には僕がついてます！！」

そんなことをサラリと言ってしまうソクミンはハッピーウイルスなんだろう。

ただの上司と部下の関係かもしれないけれど

俺はこうやって俺についてきてくれる誰かがいる事実が素直に嬉しい。

この笑顔も言葉も、知るはずの無かったものと考えるとなんだか感慨深い。