今日:17 hit、昨日:9 hit、合計:49,820 hit
小｜中｜大
だけど。 ページ1
.
WZ「…………なんだよこれ、」
11月22日。
手紙と共に添えられていたのは、俺には当然似合わない3つの可愛いぬいぐるみ。
ネズミみてぇなやつと、ネコと、……なんだこれ、犬？
……最後の最後まで変なもん送りつけて。
全く、どこまで俺を困らせるんだよ。
WZ「ったく……」
俺は呆れながら手紙を開いた。
綺麗で、繊細で……お前みたいな字だな。
馬鹿なくせに字だけは上手くて心を引き寄せるような魅力があるんだ。
……ほら、お前のせいで全然見えねぇよ。
WZ「なんで……っ？なんで……」
「お前が一番だ」と今まで何度も伝えてきたのに
ベタな言葉が苦手な俺が、あんなに勇気を出して言ったのに
最後の言葉まで、なんでこんなに「ごめん」で溢れてんの？
「約束してた旅行、行けなくてごめん」
「これからご飯作ってあげれなくてごめん」
「ジフンの誕生日まで頑張れなくてごめん」
俺は別に、こんな言葉を聞きたかったわけじゃねぇよ。
「好き」とか「愛してる」とか、もっとベタなことは書けねぇの？
あぁ、もう。お前には文句しか出てこないな。
呆れるよ、ほんと。
だけどさ、
俺も一緒に行こうか？って言いたくなるほどに
俺、お前のこと………____________
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 235人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SEVENTEEN」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：しょーやま。 | 作成日時：2021年9月17日 23時
