エクストラ･ステージ#005 ページ6
･
北川を追いかけてきた4人だったが、いつの間にかその姿を見失ってしまった。前にいたはずなのに...と疑問を抱きながらも、付近を捜索していると、ちょうど5人が戻ってきたところだった。9人は辺りを警戒しながら報告をする。
瀧「こっちは織山くんを見つけたよ」
海琉「でも、上から見てるだけで追いかけて来なかった」
星輝「俺たちの方は拓実くん見つけたんだけど...見失ったわ」
将聖「話してくれたけど、着いてきてくれる気はなさそうだったよね...」
山井「でも、さすが拓実くんって感じで将聖しか見えてなかった感じだよね」
長瀬「まぁ見つけたってことはこの辺にいそうだよな」
北川が将聖にしか話をしなかったことを聞いて、悠仁は好都合だと思った。さっきの織山の件をどう切り出そうか迷っていた彼は、その話の流れのまま「じゃあさぁ！」と明るく切り出す。
悠仁「このまま同じ左右に分かれた方が良くね？織山くんが追いかけて来なかったの偶然かもだけど、追われないに越したことないし、拓実くんが将聖に興味あんなら、リスク犯すこともないだろ」
稲葉「でも将聖の方に必ず拓実くんが現れるとは」
久保「でも！確かにこの世界の拓実くんも将聖溺愛してる可能性はあるね！」
山井「じゃあとりあえず、2階はそれで行こう」
長瀬「よし！どんどん行くぜ！」
悠仁はホッと胸を撫で下ろす。9人で階段を上っていく最中、小さい声で「悠仁」と名前を呼ばれて振り返ると、ちょっと難しい顔をした瀧がいた。悠仁は普段通りに返事をするも、瀧の表情は浮かばない。
瀧「......織山くんのこと、なんか隠してる？」
悠仁「なにが？」
瀧「織山くんが追って来なかったこと、なにか心当たりあるの？それとも、あの4人」
悠仁「別に？拓実くんが将聖ラブなのは事実じゃん？織山くんはなに考えてるかわかんないけど」
山井「悠仁、瀧くん！何してんの？行くよ！」
悠仁「おう！」
鋭いところを突かれそうになり、悠仁は遮るように答えた。瀧はそのことに疑問を抱いたようだったが、それ以上詮索してこなかった。
それに、いずれは向き合わないといけないことになるのは分かってるから。
･
エクストラ･ステージ#006→←エクストラ･ステージ#004
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 126人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズjr」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
そら - とても良かったです 仲間の大切さに気付けましたけ (9月24日 14時) (
レス) @page24 id: d0658e9035 (このIDを非表示/違反報告)
翠恋(プロフ) - ただの忍者担さん» ただの忍者担さま、コメントありがとうございます！これからも22でいてくれたら嬉しいです！読んで頂き、ありがとうございました！！ (2022年4月16日 19時) (レス) id: fb1d0da99a (このIDを非表示/違反報告)
ただの忍者担 - いや〜面白かったです！現実だったなんて…死ななくてよかった！22人の良さを改めて知ることができました。ありがとうございました！これからも、22人で少年忍者…でありといいですよね！ (2022年4月16日 18時) (レス) @page24 id: 2d8d975e7d (このIDを非表示/違反報告)
翠恋(プロフ) - みみりんさん» みみりわさま、コメントありがとうございます！そう言って頂けて幸せです！これからもよろしくお願いします！ (2022年4月16日 17時) (レス) id: fb1d0da99a (このIDを非表示/違反報告)
みみりん - 更新頑張って〜！この話今読んでる中で一番好き…！ (2022年4月16日 12時) (レス) id: 1607df91a6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：翠恋
| 作成日時：2022年1月10日 22時
