第3ステージ#015 ページ1
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__________......クリア、できなかった...
久保は、悔しさを噛み締めていた。それと同時に、どうしたら良かったのかを熱心に考える。
視界を遮っているゴーグルを外すと、あのVRゲームをさせられた椅子の上にいた。周りのメンバーももちろんいて、椅子に横になっていたり、起き上がっているメンバーもいた。
久保「長瀬くん、みっちー...」
稲葉「久保、ごめん。僕、途中で捕まっちゃったんだ...」
長瀬「俺も黒田くんに武器取られたー...で、どうだった？」
久保「......ごめん。全員、捕まっちゃって」
稲葉「そっかぁ。どうなるんだろう」
3人は、ゲームクリアしなかった場合、どうなるのかが心配だった。今まで救ったメンバーのみが返してもらえるのか、第3ステージにいた5人はどうなるのか......考えを巡らせていると、ふと気配を感じて、気配を感じた方を見れば、ゲームマスターが立っていた。
『やぁ、おかえり。クリア出来なくて残念だったね？』
稲葉「......ルール追加とか、聞いてないんですけど」
『そりゃあステージ上がってくごとに前と同じってわけいかないじゃない？それより、君たちに選択肢を挙げよう』
長瀬「選択肢？」
『希望するなら、一度だけリセットして第3ステージに挑戦させてあげよう』
久保「え?!いいの?!」
稲葉「でも、選択肢ってことは、なにかあるんですよね？」
『君、鋭いねぇ......そうだよ。それは、3人で相談してくれていい』
そう言ってゲームマスターは笑う。
『第3ステージに挑戦しないのなら、ここで救った8人だけ連れて帰ればいい。しかしもし挑戦するなら......クリア出来なかったら、君たちも、家には帰れないだろうね』
久保「......っ、そんな、」
『さぁどうする？相談して』
長瀬「いや......やるよ。今度は絶対、全員連れて帰る」
稲葉「うん。僕も長瀬に賛成だよ。だって、僕たちは、22人で少年忍者だから」
久保「...そ、そうだ！今度こそ絶対答えを見つけてやる！」
ゲームマスターは、長瀬の即決に明らかな動揺をした。しかし、すぐに『あっそ』とつまんなそうに返事を返した。3人がゴーグルをつけると、マスターは思い出したように話す。
『勇気のある子たちだね。そんな君たちに、最後にヒントをあげよう......
毎回同じとは限らない。そこに気がつけなければ、先には進めないよ』
最大のヒントを得た3人は、微睡んでいく意識の中で強く、今度こそはと願った。
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そら - とても良かったです 仲間の大切さに気付けましたけ (9月24日 14時) (
レス) @page24 id: d0658e9035 (このIDを非表示/違反報告)
翠恋(プロフ) - ただの忍者担さん» ただの忍者担さま、コメントありがとうございます！これからも22でいてくれたら嬉しいです！読んで頂き、ありがとうございました！！ (2022年4月16日 19時) (レス) id: fb1d0da99a (このIDを非表示/違反報告)
ただの忍者担 - いや〜面白かったです！現実だったなんて…死ななくてよかった！22人の良さを改めて知ることができました。ありがとうございました！これからも、22人で少年忍者…でありといいですよね！ (2022年4月16日 18時) (レス) @page24 id: 2d8d975e7d (このIDを非表示/違反報告)
翠恋(プロフ) - みみりんさん» みみりわさま、コメントありがとうございます！そう言って頂けて幸せです！これからもよろしくお願いします！ (2022年4月16日 17時) (レス) id: fb1d0da99a (このIDを非表示/違反報告)
みみりん - 更新頑張って〜！この話今読んでる中で一番好き…！ (2022年4月16日 12時) (レス) id: 1607df91a6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：翠恋
| 作成日時：2022年1月10日 22時
