* ページ9
・
俺は二人の関係性をより知るために、まずは同じクラスのメンバーたちに内村くんと湧くんについていろいろと教えてもらった。そして、キューピット作戦!なる同盟を結んで皆でこの際くっつけてしまおうとなった。
しかし、共にうるさい2人がなかなか輪から外れることなんてなく、相談するのもかなり難航していた。
そんなある日。俺と内村くんの2人で掃除当番をやることになり、初めてのことで俺は戸惑っていた。
皇「内村くん、宜しくお願いします!」
内「OK、OK、任して〜」
湧「皇輝くん、颯太となの?!頼りねぇ〜」
平「こいつ、教えんの超下手だから」
内「おいおい、やる前から言うなよ〜」
皇「......あ!じゃあ、湧くんも一緒に教えてくれませんか?!」
俺がそう言うと湧くんは「えー、面倒くさいわぁ」と言いながらも鞄を机の上に置く。それを見た平塚くんがほかの3人に声を掛ける。
平「じゃあ俺らはにこにこ行っとこうぜ」
安「お!行く行く!」
深「青木くんも行きましょ!」
青「うん、今日檜山くんバイトしてるから奢ってもーらお」
湧「わー!お前らずるいぞー!」
内「俺も行くー!」
安「湧と颯太は終わったら皇輝くん連れて集合な?じゃ、お先!」
にこにこ...?よく分からずにいると、さっきまでの賑やかさはどこへやら、あっという間に3人になってしまった。
すると突然、内村くんは「よっしゃぁぁぁ!秒で終わらす!」と叫ぶ。素直に驚いてしまった俺に、湧くんは大爆笑している。
湧「マジこいつ騒がしくてごめんね?ほら、俺らで掃くから颯太雑巾3人分絞ってきて 」
内「えー?!俺も2人とやる〜」
湧「効率悪いだろーが!ほら、さっさとやる!」
そう言う湧くんに内村くんも結局は従って水道へと向かう。そんな2人の姿を見ていると、なんだか湧くんカカァ天下みたい...と笑えてくる。
湧「......へ?皇輝くん、何笑ってんの?なんか面白い事あった?」
皇「あ、いやっ...2人のやりとり、面白いなぁって」
湧「そうか?まぁ、颯太は小さい頃からよく知ってるかんなー」
そう言って笑う湧くんの顔は、それはそれは優しくて。
なんだかんだ言って、内村くんのことが好きなんだなって感じた。
・
320人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
リノ - 分かりました!例えば私の大好きなセブチとかですかね!ご存知なければスマホで調べてみてくださいね!! (2020年9月13日 21時) (レス) id: 8c747dd579 (このIDを非表示/違反報告)
翠恋(プロフ) - リノさん» リノ様、コメントありがとうございます!私個人はジャニーズ専門で韓国はあまり...リノさんはお好きなんですか??おすすめとかあれば教えて頂きたいです^^* (2020年9月13日 18時) (レス) id: fb1d0da99a (このIDを非表示/違反報告)
リノ - あ、無理してお答えしなくて大丈夫ですよ! (2020年9月13日 17時) (レス) id: 8c747dd579 (このIDを非表示/違反報告)
リノ - うん!レンタル彼氏も良いし、この作品もすごく好きです!!ちなみに時雨さんは、韓国のアイドル男子はお好きですか? (2020年9月13日 17時) (レス) id: 8c747dd579 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:時雨 | 作成日時:2020年8月30日 17時