皇輝くんはキューピット！《 少年忍者 》

＊ ページ49

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俺の通う学校は、中高合わせて22人しか生徒がいない。

だからその分みんな仲良くて、楽しいしか言葉が見つからない。



平「皇輝くん、隣で一緒に撮ろ！」

安「なんかポーズ決めようぜ！」

内「はいはい！俺センターね！」

北「皇輝先輩！こっち来てくださいよー！」

織「もっとくっついて」

長「稲葉、もっとこっち来ないと入んないから！」

稲「え〜？」

豊「こっち空いてるよ」




相変わらず元気な声が響き渡る。

今日はアルバムに載せる集合写真を撮るのに、中高で記念撮影らしい。人数の少ない学校だから一緒に撮るんだって。



湧「背が高い人は後ろいってくださーい」

久「はーい！分かりましたー！」

将「いやいや?!何言ってんの?!」

檜「青木、大丈夫？見える？」

青「大丈夫だよ」

飛「ちょっと屈んでー」





撮るまでも賑やかで、ずっとずっと誰かしらが話してる。なんか、一歩下がってみんなを見つめていたら、なんだか温かい気持ちになってきた。




「皇輝くん！早く！」

「あっ...待って！」






カメラに映る22人の笑顔は、太陽のように輝く。



なんでもいいや。

みんなでこうして、ずっとずっと、笑っていられるなら。



( Happy End. )

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