皇輝くんはキューピット！《 少年忍者 》

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稲「わぁっ...！美味しいです！」

平「可愛い〜」

悠「俺、この味一生忘れません！」

安「悠仁が言うと嘘っぽいんだけど」

悠「なんでですか！酷いっすよ！」

皇「......なんでだぁ...」



結局5人で遊ぶことになった。2人で出掛けていた訳ではなく、お互い別の用事でたまたまバスで一緒になったとの事。

2人の用事も済ませながら案内してもらって、今はファミレスでご飯。俺の隣に平塚、稲葉くんが座り、向かいに悠仁くん、安嶋くんで座っている。

せっかくの2人きりを邪魔してしまったのでは、と嘆く俺に、隣の平塚くんは「皇輝くんだいじょーぶ？」なんてにやにやしてる。



......と、ふと音がした気がして窓の外を見ると、ポツポツと雨が降り出した。



皇「わ！雨...」

平「やば。俺傘持ってないや」

安「俺今日は1本しかないよ」

稲「あっ...」

悠「なに、稲葉どうしたの」

稲「安嶋くん、あの時は、その...」

安「みっちーあれ思い出したんだ笑」

平「あ、あれ？湧たちとの？」

皇「え?!なになに！」



雨が止むまで、と稲葉くんが平塚くんの傘に思い切り穴を開けたら、その傘の持ち主が安嶋くんだったという話を聞かされて、本当に申し訳そうにする稲葉くんを悠仁くんも一緒になっていじっていた。

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