皇輝くんはキューピット！《 少年忍者 》

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鈴木悠仁

身長173cm。中学3年生。

人柄 : 面白い。フレンドリー。うるさい。

軽音部のギタボ担当。15歳。

稲葉通陽との関係 : 先輩と後輩。







稲葉通陽

身長166cm。中学2年生。

人柄 : 癒し系。マイペース。天然。

ぬいぐるみ好きなベース担当。14歳。

鈴木悠仁との関係 : 先輩と後輩。





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稲｢また悠仁は勝手にそんなこと言って...悠仁、適当なことしか言わないから信じなくていいですからね？｣

皇｢そうなの？なーんだ、めちゃくちゃ仲良いんだと思ったよ｣



翌日。軽音部の練習終わりに稲葉くんを誘って駄菓子屋に来た。もちろん、詳しい話を聞くために。大人しそうなイメージの稲葉くんだが、話し出すと結構いろいろと話をしてくれる。



稲｢よく帰り道が一緒なので帰るんですけど、悠仁は同じ話を何回もするから...適当に流すくらいがちょうどいいなって｣

皇｢あ、そうなの？じゃあ今日俺が誘っちゃったから一緒に帰れなかったね、ごめん！｣

稲｢いえ、嬉しいです！誘ってもらうの｣



ニコニコしながらポイッフルを頬張る稲葉くん。駄菓子屋に来てそんな可愛らしいものをチョイスするとことか、ふわふわ笑う感じとか、確かに青木くんにどことなく似てるかも...さすが従兄弟だなぁと思っていると｢そういえば｣と稲葉くんが口を開く。



稲｢皇輝先輩って、苗字川崎ですよね？｣

皇｢うん、なんで？｣

稲｢ぼくの友だちに川崎星輝っていうのがいるんですけど、ちょっと雰囲気似てるなぁって思って｣

皇｢......それ、苗字が同じだからとか？｣

稲｢んー、よく分からないですけど｣



稲葉通陽くんの口から出た名前を聞いた時に、何故か俺の頭にずきん、と小さな痛みが走った気がした。でも、すぐになんともなかったから気のせいかと思ってた。

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