皇輝くんはキューピット！《 少年忍者 》

＊ ページ4

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怖くなった俺は、とりあえずその場から走って逃げ出した。しばらく走って木の影に隠れる。そして、自分の背中に羽がないことを確認してとりあえず安堵した。さすがに、羽の出てるところを見られてたらまずかった......。

そう胸を撫で下ろしていると、ポケットからなにかが落ちた。それは、1人ずつに渡されたキューピットのノート。

......確か、人間界に着いてから名前を書けばそのキューピットする人物たちの名前と情報が浮かぶんだった。妙に冷静に考えられている自分にちょっと驚きつつ、そこに自分の名前を書いた。

すると、真っ白だったページにぼんやりと文字が浮き出し、それがだんだんはっきりしていく。





「......えっと...うちむら、そうた...と、もとき、わく......？どっちも高校生か。ふーん」



どちらも同じ学校の高校生だということが分かり、とりあえずその高校に行けばなんとかなるだろうと思いその高校を探した。

まぁ姿が見えてしまったものはどうしようもないから、俺は誰かに聞こうと歩き出した。

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