皇輝くんはキューピット！《 少年忍者 》

＊ ページ29

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追われるよりも追いかけたい派の織山くんは、拓実くんとの距離感にはどうやら満足しているようだった。なんだ、心配すること無かったじゃん。

だけどそれでも、なぜか織山くんは俺の周りをまだまとわりついている。

しかも、困ったことに。



織｢皇輝くんっ、皇輝くんっ！遊んで！｣

北｢皇輝くん！勉強教えて欲しいです！｣

黒｢皇輝く〜ん！｣

長｢皇輝先輩、マジ尊敬っす｣

渉｢長瀬、口だけじゃんw｣

平｢......皇輝くん、めっちゃモテてんじゃん｣

皇｢ちょっ...?!平塚！笑ってないで助けてよ！｣

平｢俺今陸人の平穏守ってるから〜｣

陸｢......え。誰｣




たまたま平塚とジュースを買いに行こうとなり、1年の教室の前通ったら突然織山くんに腕を引かれてそのままこの騒ぎ。

1年の教室、7人しかいないらしいんだけどこの騒ぎよう...しかも、拓実くんまで織山くんの悪ふざけに乗っかって背中に飛び乗ってきて、今俺は2人から潰されそう。

その様子を平塚は勿論、クラスメイトだという黒田光輝、長瀬結星、ヴァサイェガ渉、豊田陸人の5名は止めてくれない。

ていうか拓実くんめちゃくちゃ生き生きして、織山くんも嬉しそう...と、思っていたらようやく現れた救世主。


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