＊ ページ23
･
青「......あれ！皇輝くんと檜山くんじゃん」
檜「青木...！」
皇「えっ?!青木くん、先帰ったんじゃなかったの?!」
青「職員室寄ってたんだよー？先生たちにもちゃんと行ってきますしてきたからね〜」
ニコニコしながら靴へと変える青木くん。そのまま俺たち2人に対して「じゃ、またね！」と手を振り帰ろうとした青木くんの手を、檜山くんが掴んだ。
青「......？檜山くん...？」
檜「......明日、何時のバスに乗るの？」
青「え？9時ので行こうと思ってたけど」
檜「俺、送ってくから」
青「ダメだよ？授業あるんだから」
檜「......ちょっとでも長く、青木と居たい」
檜山くんがそう言った瞬間、青木くんの頬が一瞬ほんのりと赤くなった。だけどすぐ、誤魔化すかのように笑顔を浮かべる。
青「しょうがないなぁ。でも、遅れたら置いてくね？」
檜「ん。分かった」
青「じゃあ皇輝くん、しばらくお別れだね〜。またね」
皇「うん。向こうでも頑張ってね！」
青「ありがとう！着いたらメールするね〜」
2人でニコニコ手を振る青木くんの後ろ姿を見送る。すると、隣にいる檜山くんが突然、溜息をつきながらその場に座り込んだ。
「大丈夫?!」と声を掛けると、彼はいつもの落ち着いた彼からは想像出来ないほどあどけない笑顔を浮かべた。
檜「......ちょっと、緊張してきただけ。平気だよ」
皇「大丈夫、きっと上手くいくよ」
檜「皇輝くんに言われると、なんかそんな気がしてくるんだから不思議だよね」
皇「えっ...そう？」
檜「うん。皇輝くん自体がきっといい人だからだね」
そう言ってくれた檜山くんの言葉が心にじんわりと温かさをもたらす。まさか、幸せを運ぶ俺が人から幸せをもらうことになるとはね......。
やぶ先生！恋って、とっても素敵ですね！
･
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 320人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
リノ - 分かりました！例えば私の大好きなセブチとかですかね！ご存知なければスマホで調べてみてくださいね！！ (2020年9月13日 21時) (
レス) id: 8c747dd579 (このIDを非表示/違反報告)
翠恋(プロフ) - リノさん» リノ様、コメントありがとうございます！私個人はジャニーズ専門で韓国はあまり...リノさんはお好きなんですか？？おすすめとかあれば教えて頂きたいです^^* (2020年9月13日 18時) (レス) id: fb1d0da99a (このIDを非表示/違反報告)
リノ - あ、無理してお答えしなくて大丈夫ですよ！ (2020年9月13日 17時) (レス) id: 8c747dd579 (このIDを非表示/違反報告)
リノ - うん！レンタル彼氏も良いし、この作品もすごく好きです！！ちなみに時雨さんは、韓国のアイドル男子はお好きですか？ (2020年9月13日 17時) (レス) id: 8c747dd579 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：時雨
| 作成日時：2020年8月30日 17時
