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薮が連れてきてくれたのは、最近できたばかりの個室があるダイニングカフェ
お互い好きなものを頼んで、何気ない会話をして過ぎていく時間
素っ気ない俺の態度にも、いつも通り薮はふにゃっと優しく笑って話をしてくれた
デザートがほぼ食べ終わる頃、薮は「聞きたかったんだけどさ」と、さりげなく問いかけてきた
「伊野尾くんのこと...どう思ってる？」
「はっ...?!ど、どうって？」
「そりゃ、好きとか...あるじゃん？」
「え、え、えっと...」
なんて答えるべきか迷っていた俺だったが、頭の中にだいちゃんの嬉しそうな笑顔が浮かんできた
__________そうだよ、なに迷ってんだよ俺
薮が、終わりにするチャンスを俺にくれているんじゃないか
長年猛アタックをしてくれた薮から、こんなことを聞かれることも今までなかった
だからきっと、薮もこれで新しい恋に踏み切れる
･
" __________ コレデ、最後ニスルカラ... "
･
･
「...好き、だよ。いのちゃんのこと。」
「...そっか。頑張れよ」
「うん...薮も、ね？」
「あぁ...」
その後は、沈黙が俺たちを包み込んだ
溶けきっていたアイスをすくって口に流し込む
これで終わりだ、そう合図をするように
俺たちは、同時に席を立った
それぞれの恋に、歩き出すために
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翠恋(プロフ) - Chacoさん» Chacoさま、コメントありがとうございます！そう言って頂けて嬉しいです、ぜひご覧になってくださいね^^*これからもよろしくお願いします (2018年3月3日 9時) (
レス) id: 232e0efe2c (このIDを非表示/違反報告)
Chaco(プロフ) - とてもキュンキュンしました！何回でも読みたいです！！ (2018年3月3日 7時) (レス) id: d8ed39b58e (このIDを非表示/違反報告)
翠恋(プロフ) - やぶひか愛ingさん» コメントありがとうございます！なるべく更新できるよう頑張りますのでこれからもよろしくお願いします！ (2017年3月4日 20時) (レス) id: 232e0efe2c (このIDを非表示/違反報告)
やぶひか愛ing(プロフ) - 初めまして！めっちゃ面白いです。大量更新してほしいくらいです(笑) (2017年3月4日 11時) (レス) id: 637db538e7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：時雨
| 作成日時：2017年2月15日 8時
