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･
__________ガラッ！
「…っ?!い、いのおくん?!」
「あれ？立ち聞き？顔いいくせに趣味悪いねぇ笑」
「……」
勢いよく開けられたドアの前には、先に教室に帰ったはずの伊野尾くんがいて
彼は無言のまま歩いてきて荒っぽく薮先生を引き剥がすと、私の腕をグイッと引っ張った
「…せんせ？Aちゃんは、俺のだから」
それだけ、ホントにそれだけ言って
私の腕を引いたまま、走り出した
止まることなく、目的を伝えられることもなく
ただただ、腕を引かれるがままに走った
ようやく止まったのは、屋上で
さっき授業が始まるチャイムが聞こえたから、もちろんここには誰もいない
そのまま掴んでいた腕を離して、1人屋上のフェンスに寄りかかる伊野尾くん
掴まれていた腕のところが、ドクドクと脈打ってうるさい
しばらくの沈黙の後、ようやく伊野尾くんは口を開いた
「…ごめん、なさい」
「なんで…なんで、伊野尾くんが、謝るの？」
「Aちゃんが、取られそうで…怖かった、んだ」
「そんなこと…」
「あるよ！だって、可愛いから…」
そう言う彼の視線は、私を見ていなくて
ただ、真っ青な青空を見つめていた
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翠恋(プロフ) - 刈り上げ1号LOVEさん» 嬉しいお言葉、ありがとうございます！なにとぞよろしくお願いします！ (2017年12月17日 21時) (
レス) id: 232e0efe2c (このIDを非表示/違反報告)
刈り上げ1号LOVE(プロフ) - 翠恋さん» ずっと応援し続けますね！ (2017年12月17日 9時) (レス) id: 6e74f1d16b (このIDを非表示/違反報告)
翠恋(プロフ) - 刈り上げ1号LOVEさん» 刈り上げ1号LOVEさま、コメントありがとうございます！そんなお言葉を頂けるなんて......！ありがとうございます！この言葉を励みにこれからも頑張りますのでどうぞよろしくお願いします (2017年12月16日 17時) (レス) id: 232e0efe2c (このIDを非表示/違反報告)
刈り上げ1号LOVE(プロフ) - これを以前読まさせて頂いた時素晴らしい小説だなぁと思いました。全員が全員ちゃんと活躍していてこの小説に出会えたことに感謝しています。 (2017年12月16日 0時) (レス) id: 6e74f1d16b (このIDを非表示/違反報告)
時雨(プロフ) - はるちさん» コメントありがとうございます！私は実は社会人です…:(；ﾞﾟ'ωﾟ'): (2016年5月31日 7時) (レス) id: 232e0efe2c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：時雨
| 作成日時：2016年5月29日 19時
