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私が入学したのは、全国各地のお嬢様やお坊ちゃまたちが通う有名私立だ。小等部から大学院まであり、エスカレーター式で学んできた人がほとんどの中、普通の家庭に生まれた私は高等部からの入学だ。入試試験では緊張したけど、無事に合格して今ここに立てている。

......しかし、この学園には漫画みたいな階級がある。それは経済的な面でだ。なので一般的には私みたいな普通の家庭に生まれて入学できた生徒が集まるクラスと、裕福な家庭の生徒が集まるクラスで編成され、待遇も変わってくる。しかし、そんなのはどうでもいい。



「......あれが、今年の『華』だって」

「めっちゃくちゃ美人じゃん...!さすが『華』だな」



そう。この学園には特例がある。

学力武術ともに成績優秀で、かつ容姿端麗、つまり顔が良い(・・・・)各学年の男女1名ずつに贈られる名称。『学園の顔』と『学園の華』。これらは完全に家柄関係なく選ばれ、1年間の学費免除、生徒会への推薦などの待遇が施されるのだ。






そして__________......





何を隠そう今年の高等部1年の『華』に選ばれたのはこの私なのですから!!



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作者名:時雨 | 作成日時:2022年11月19日 10時

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