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小さい頃から、本を読むことが好きだった。
誰かと話すのが苦手で、気がついたらいつも1人でいることが多かったけど、それでも本を読んでいる時間は幸せな時間だった。いろんな景色を見て、いろんな主人公になって、いろんな人といろんな体験をする。
漫画も小説もライトノベルもなんでも読んだ。ジャンルも様々だが、私が1番好きなのは、ロマンス小説だった。
いつか私にも、ロマンス小説に出てくるような王子様との出会いがあったらいいな。なんて、思った時期もあったけど、そんな夢見てた時期を過ぎると、考えもひねくれるものである。
恋なんて、私には縁がないことだと思ってた。
人と話すことさえままならない私が恋なんて、そう思ってた。
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「__________......ね、いつもなに読んでんの？」
そう言って、あなたは私の世界を変えた。
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作者名：時雨
| 作成日時：2022年9月19日 19時
